大卒の初任給の平均はどのくらい?基本給など毎月の内訳も調査!平均年収も気になる!

大変だった就活も終わり、いざ就職……と思った時、周りの人と比べてお給料に差がある!というケースも珍しくありません。一体初任給の平均はいくらなのか、自分のお給料と比べてみたくなりますね。併せて、初年度にもらえる年収の平均もチェックしておきたいところです。

こちらの記事では、

  • 大卒の初任給の平均はどのくらい?
  • 基本給など毎月の内訳も調査!
  • 平均年収も気になる!

 
についてご紹介します。

大卒の初任給の平均はどのくらい?

大卒の初任給の平均

 

大卒などの学歴や性別、年齢などの違いによる給料の額は、毎年厚生労働省が統計を出して公表しています。今回調査に用いたのは「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」ですが、来年になると令和6年度分が発表されます。

大学を卒業したての「新卒採用」の場合、多くの人が22~24歳となります。留年をしていない人や、高校卒業からブランクを開けずに大学まで進んだ人ならば22歳ですね。統計によれば、22~24歳の平均賃金は以下の通りでした。

令和5年の調査による初任給平均

・男性:24万2,300円
・女性:23万6,900円

若干女性の方が低い傾向にあるものの、どちらも23万円を超える賃金であることがわかりました。なお、この数字は「手取り」ではないため、ここから各種保険料や税金が引かれた額が手元に残ることとなります。

また、この数字は全ての額の平均をとったものです。企業の規模や出ている大学のレベル、職種などによっても金額は大きく異なるでしょう。

新型コロナウイルスの影響を大きく受けた飲食業界や宿泊業界に対し、IT業界や物流業界などは業績を伸ばしている傾向にあります。今後は、コロナ禍を経て、テレワークを推進できる企業かどうかも大きな分かれ目といえますね。

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基本給など毎月の内訳も調査!

大卒の初任給の平均

 

初任給の平均額が分かったところで、次に気になるのが毎月の内訳です。保険料や税金など、どんなものが引かれていくのかもチェックし、おおよその手取り額を算出しましょう

まず、総収入から引かれる金額の主なものは以下の通りです。

給与から天引きされるもの

・健康保険料(健康保険組合ごとに金額が異なる)
・介護保険
・厚生年金
・雇用保険
・所得税(源泉徴収で引かれた後、確定申告で正確な金額が算出される)
・住民税
・労働組合費(ないところもある)
・退職金の積み立て(ないところもある)
・社宅家賃(社宅利用者の場合)

これらの金額がどこでわかるのか……というと、給与明細の中にある「総控除額」という部分に載っています。総支給額から総控除額を引いた「差し引き支給額」の部分が、いわゆる「手取り額」ということになりますね。

状況により金額は異なりますが、一般的な手取り額は総支給額の75~80%ほどだといわれています。総支給額が23万円の場合、手取り額は17万2,500円~18万4,000円ほど。ベテランになるにつれて給与が上がる企業も少なくないため、着実に一歩一歩ランクアップすることを目指しましょう。

また、企業に勤めてから初めての給料である初任給の場合、引かれるのは「所得税と雇用保険料」のみであることも。その他は翌月から徴収されるため、最初のみ少しだけ手取り額が増えるかもしれません。

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平均年収も気になる!

大卒の初任給の平均

 

毎月の給与が23万円の場合、単純に計算すれば23万円×12ヶ月で276万円が年収となります。国税庁が発表している、令和4年の「民間給与の実態調査結果」によれば、20~24歳の平均年収は以下の通りでした。

令和2年の調査による年収平均

・男性:291万円
・女性:253万円

こちらは男性と女性で38万円の差が見られました。男性は年齢を重ねるにつれどんどんと年収額が上昇していきますが、女性はほぼ横ばいのまま。55~59歳になると、男女差が370万円以上となり、いかに経営陣や上層部に男性が多いかが見て取れます

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まとめ

大卒の初任給の平均

 

今回は大卒の初任給や、年収の平均などをご紹介しました。大都市ならば特に、生活もギリギリ……というケースが多い社会人一年目。力をつけていくにつれて、月給や年収が増えていくのが楽しみになりますね