お金持ちだけが持てる、というイメージの強いブラックカード。一般市民では到底持てないだろう……と考える人も多いですが、具体的にどれほどの年収であればブラックカードが持てるのでしょうか。高額な年会費が必要となるため、まずはそれぞれのブラックカードがどんな特徴を持っているのかもチェックしたいですね。
こちらの記事では、
- ブラックカードは年収いくら必要?
- 日本で作れるメリットの多いおすすめカードをご紹介!
についてご紹介します。
▼こちらのゴールデンウィーク(GW)版・年末年始全国銀行まとめ記事もよく読まれています^^
目次
ブラックカードは年収いくら必要?
ブラックカードを持つために必要な年収は、「どのブラックカードを持つか」によって大きく異なります。まずは代表的なブラックカードと、それぞれの年会費について見てみましょう。
・ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード:年会費550,000円/入会費550,000円(税込)
・アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード:年会費385,000円/入会費550,000円(税込)
・ANAダイナース プレミアムカード:年会費170,500円(税込)
・ダイナースクラブ プレミアムカード:年会費143,000円(税込)
・ラグジュアリーカード Mastercard Black Card:年会費:110,000円(税込)
・JCB THE CLASS:年会費:55,000円(税込)
・楽天ブラックカード:33,000円(税込)
もっともランクが高いと言われる「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」は、所有するだけでも100万円近い金額がかかるカードです。
これらのブラックカードを所有する場合、ほとんどの場合がカード会社から「ブラックカードを持ちませんか」という勧誘がくるといわれています。当然ですがカードの所有には審査があり、その審査基準は公開されていません。
一説によれば、以下のような点が審査基準として設けられているのではないか……とも言われています。
- 年収が1,000万円以上
- 月々の支払額が200万円以上
- 累計での使用額が1億円以上
- 5年以上そのブランドのカードを使っている
- 仕事である程度の地位が確立されている
- これまでに返済が滞ったことがない
年収1,000万円以上の人が必ずブラックカードを持てるか……と言われればそうでもありません。「カードを使ってたくさん買い物をするか」「今後も職を失うなどの心配が少ないかどうか」など、総合的な観点から審査が行われるでしょう。
もしも私たち一般市民がブラックカードを持てたとしても、年会費を含め元が取れるまで使うことはできないはず。そう考えるとブラックカードを持っている人は、それだけで経済に大きな影響を与えているとも言えますね。
日本で作れるメリットの多いおすすめカードをご紹介!
続いて、先ほど挙げたカードのうち5種類のカードについての詳細を見ていきましょう。ブラックカードを持っていると、ショッピングで使えるのはもちろんさまざまな優待サービスが受けられます。頻繁に優待サービスを使うことを考えれば、高額な年会費もバッチリ元を取れますね。
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード
- 申し込み条件:招待制(インビテーション制)
- ポイント還元率:約0.6%
- 貯まるポイント:メンバーシップ・リワード
- ブランド:Amex
- 審査期間:2~3週間程度
- 限度額:制限なし(個別に設定可能)
- 追加可能カード:家族カード、ETCカード
- 付帯保険:海外旅行保険最高1億円、国内旅行保険最高1億円など
・ホテル・メンバーシップの上級会員資格
・パーソナル・コンシェルジュ
・エミレーツ・スカイワーズ・ゴールド(エミレーツ航空会員の最上級資格)
・空港ラウンジを利用可能
・ブランドショップの貸切利用可能
ダイナースクラブプレミアムカード
- 申し込み条件:招待制(インビテーション制)
- ポイント還元率:0.4%~1.0%
- 貯まるポイント:ダイナースクラブ リワードポイント
- ブランド:ダイナースクラブ
- 審査期間:1~2週間程度
- 限度額:制限なし(個別に設定可能)
- 追加可能カード:家族カード、ETCカード
- 付帯保険:海外旅行保険最高1億円、国内旅行保険最高1億円など
・24時間対応のコンシェルジュ
・銀座プレミアムラウンジ
・プレミアム エグゼクティブ ダイニング
・会員限定ツアーや旅行中サポートなど
・空港ラウンジ利用可能
・スパやフィットネス、ミニクルーズ体験など
・ゴルフのプライベートレッスン割、会員限定コンペなど
ラグジュアリーカード Mastercard Black Card
- 申し込み条件:申し込み可能
- ポイント還元率:1.0%~1.25%
- 貯まるポイント:ラグジュアリー・リワード
- ブランド:Master
- 審査期間:5営業日程度
- 限度額:100万円~500万円
- 追加可能カード:家族カード、ETCカード
- 付帯保険:海外旅行保険最高1億2,000万円、国内旅行保険最高1億円など
・グローバルコンシェルジュ
・トラベル優待(ラグジュアリーホテルでの限定優待など)
・サービス対象レストランでの優待
・リムジンでの送迎サービス
・映画GIFTの提供
JCB THE CLASS
- 申し込み条件:招待制(インビテーション制)
- ポイント還元率:0.5%~1.5%
- 貯まるポイント:OkiDokiポイント
- ブランド:JCB
- 審査期間:10日~2週間程度
- 限度額:350万円~500万円
- 追加可能カード:ETCカード、家族カード
- 付帯保険:国内旅行保険最高1億円、海外旅行保険最高1億円など
・ザ・クラス メンバーズ・セレクション
・グルメ・ベネフィット・プライオリティ・パス
・JCBプレミアムステイプラン
・コンシェルジュデスク
・ザ・クラス 名食倶楽部
・東京ディズニーリゾート 会員専用ラウンジ
楽天ブラックカード
- 申し込み条件:申し込み可能
- ポイント還元率:1.0%~5.0%
- 貯まるポイント:楽天ポイント
- ブランド:VISA・MasterCard・JCB・Amex
- 審査期間:1週間程度
- 限度額:300万円~1,000万円
- 追加可能カード:家族カード、ETCカード
- 付帯保険:国内旅行保険最高5,000万円、海外旅行保険最高1億円など
・コンシェルジュサービス
・国内旅行サポート(プレミアムステイプランなど)
・海外旅行サポート
・ダイニング
・手荷物宅配サービス
・その他ブランドごとに異なるサービスあり(レンタカー優待など)
年収関連の記事はこちらから
年収300万円といえば、社会人となって数年が経つ頃には目指し始める人も多い金額でしょう。住んでいる地域や家族の…
年収500万円というと、一人暮らしで生活するには十分な額であることも多いでしょう。新卒や20代にとっては目標と…
新型コロナウイルスの影響で不況となる業界も多い中、多くの人が目指す「年収700万円」。家族を養うためにも目標と…
大変だった就活も終わり、いざ就職……と思った時、周りの人と比べてお給料に差がある!というケースも珍しくありませ…
各種保険料や税金が引かれ、手元に残る金額「手取り」。実際に生活する基盤となる金額ですが、月収と手取りの関係とは…
クレジットカード関連の記事はこちらから
月々大きな負担となることも多い公共料金。少しでも家計を助けるために、ポイントのつくクレジットカード払いを選ぶ人…
さまざまなポイントが貯まるなど、今や生活の中でなくてはならないクレジットカード。しかし、これまでにブラックリス…
まとめ
今回はブラックカードを持つのに必要な年収や、日本で作れるブラックカードについてご紹介しました。お金を稼ぐだけでなく、羽振りよく使うことで招待が受けられるブラックカード。ご希望の方は気になるブランドの1ランク下のカードを目指して、日々利用を続けてみてくださいね。