約1億2,000万人が利用しているといわれる「ゆうちょ銀行」。中でも昨今のペーパーレス化に伴い開始された「ゆうちょダイレクト」は、Web上で明細確認や振込ができる便利なサービスです。
また、紙の通帳が手元に必要ない……という人におすすめなのが「ゆうちょダイレクト+(プラス)」。手元にはキャッシュカードのみが残り、入出金情報は全てWeb上で管理することとなります。
そこで今回は、便利なゆうちょダイレクトプラスにデメリットはあるのか、また使い方や申し込み方法なども併せてご紹介したいと思います。まだ通帳をお使いの方は、ぜひこの機会にゆうちょダイレクトプラスへの移行を検討してみてくださいね。
こちらの記事では、
- ゆうちょダイレクトプラスのデメリットとは何?
- 使い方や申し込み方法などを解説!
についてご紹介します。
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ゆうちょダイレクトプラスのデメリットとは何?
そもそも「ゆうちょダイレクト」から「ゆうちょダイレクトプラス」へ移行すると何が変わるのでしょうか。
ゆうちょダイレクトとは、従来の紙版通帳を使いながらも、Webやアプリでデータの閲覧・振込や振替などが利用できるサービスです。管理のしやすさなどから手元に通帳を置いておきたいという方には、ゆうちょダイレクトのサービスがおすすめ。パスワードを用い、銀行に行かなくとも振込ができるのは嬉しいですね。
・入出金明細の照会
・振込・振替
・担保定期預金・担保定額貯金
・国際送金
・ペイジー(税金・公共料金払込サービス)
・投資信託の申し込み
これらは全てゆうちょダイレクトプラスでも変わらずに利用できるサービスです。なお、振込・振替には生体認証やトークン認証などが必要となるため、ログイン時に認証しておくのをお忘れなく。
そして、ゆうちょダイレクトとゆうちょダイレクトプラスでは、以下の様な違いがあります。
ゆうちょダイレクト | ゆうちょダイレクトプラス | |
---|---|---|
紙通帳の発行 | あり | なし |
入出金明細の照会期間 | 2ヶ月 | 15ヶ月(2021年3月以降は最大20年間) |
振込明細の照会期間 | 2ヶ月 | 15ヶ月 |
利用結果の照会期間 | 6ヶ月 | 15ヶ月 |
明細等の郵送サービス | あり | なし |
担保定期貯金の預入 | あり | あり |
担保定期貯金の払戻 | なし | あり |
担保定額貯金の預入 | あり | なし |
担保定額貯金の払戻 | なし | あり |
特徴的なのは、どちらも「担保定期貯金」や「担保定額貯金」に対応している点。あらかじめ預入期間を決めて貯金ができる定期貯金と、最長10年まで預け入れが可能な定額貯金は、どちらも多くの人が利用しているサービスですね。ゆうちょダイレクトプラスでは、「担保定額貯金」の預け入れのみ利用ができませんが、その他のサービスはゆうちょダイレクトと変わらず、もしくはそれ以上に利用できるため覚えておきましょう。
さらに、ゆうちょダイレクトプラスへ移行するデメリットとして考えられる点は以下のとおりです。
・Web上では15ヶ月までの明細しか見られないため、それ以前のものはゆうちょ銀行にて照会が必要。
・キャッシュカードを紛失した際は、再発行まで一切の手続きができなくなる。
・スマートフォンやPCのない場所では明細が確認できない。
特に注意したいのが、キャッシュカードを紛失してしまった場合。通帳があればATM等で一部手続きが可能ですが、通帳のないゆうちょダイレクトプラスでは現金の引き出し等が一切できなくなってしまいます。紛失に気がついたらできるだけ早くゆうちょ銀行へ連絡しましょう。
キャッシュカードの再発行には、通常1~2週間の手続き期間を要します。また、暗証番号を忘れてしまった場合も、後日暗証番号が郵送で送られてくるため時間がかかってしまいます。ゆうちょダイレクトプラスへ移行する際は、以前にも増してキャッシュカードの取り扱いに注意しておきましょう。
使い方や申し込み方法などを解説!
ゆうちょダイレクトプラスは、移行するために申し込み手続きが必要です。まずはゆうちょダイレクトのトップページから、「ゆうちょダイレクト+(プラス)(無通帳型総合口座)への切替」というボタンをクリックしましょう。
規約に同意すると、最後に「受付完了」というページが表示され、手続き完了となります。なお、この時点で紙の通帳は利用不可となることを覚えておきましょう。
ゆうちょダイレクトからゆうちょダイレクトプラスへの移行は1ステップで簡単に完了することがわかりました。常に身近にスマートフォンやPCを置いている方や、長期間の明細をWeb上で管理したい方などはぜひ利用してみてくださいね。
また、ゆうちょダイレクトプラスを実際に使う際には、安全性を保持するため以下のようなセキュリティが設けられています。
- お客様番号・パスワードの入力
- 個別で設定する合言葉
- 不正送金対策ソフト「PhishWallプレミアム」
- 生体認証、トークンでのPINコード認証
- メールで送られてくるパスワードを入力する
私たちが安心してゆうちょダイレクトプラスを使えるのも、何重にもかけられたセキュリティ対策のおかげですね。
その他通帳を使っていたことが、キャッシュカードやWeb上で完結するゆうちょダイレクトプラス。通常の振込や引出方法などと使い方は一切変わらないため、慣れない方でも安心ですよ。
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まとめ
今回はゆうちょダイレクトプラスの概要と、それに伴うデメリットをご紹介しました。ペーパーレス化が進み、さまざまな手続きがWeb上で完結するようになってきた現代。通帳がなくスマートなのはもちろん、入金や出金情報をExcelなどで管理したり、自宅にいながら振込ができたりする点も便利ですね!
結局わからないのですが、今(R5/1/31)にダイレクトプラスに変更し、自宅PCで管理するということで、通帳の一部明細を照会したいが可能なのか? 通帳のない期間が平成30年(2018)10/10から令和1年(2019)10/1まで。これをWEB上では不可能だが近くの郵便局で可能と解釈できる?
いかがでしょう。現在、ゆうちょダイレクトを使用中。一方、別通帳で定期預金があるが、郵便局へ出向いて一部解約などをしなければ、総合口座通帳を無くせないことに。
山本様、コメントありがとうございます!
ダイレクトプラスに移行しても、郵便局で入出金明細の過去の取引履歴の照会は可能です。手数料税込1,100円窓口で現金を支払い、1~2週間後に、貯金事務センターから簡易書留郵便で郵送されます。
郵便局での必要書類は、窓口で用意(貯金入出金照会請求書)されていますので
ダイレクトプラスに移行後は、
・郵便貯金キャッシュカード
・運転免許証やマイナンバーカード等の本人確認書類
ダイレクトの場合は
・総合口座通帳
・届出印
・本人確認書類
が必要となります。念のため、下記サポートデスクなどで必要書類は再確認されてください。
なお、照会期間は、申込み日から過去10年の照会が可能となります。
◼️以上の内容は、ダイレクトサポートデスク
0120-992-504(携帯からも可能)
「3」→「2」の順でプッシュするとオペレーターが対応してくれます。
受付時間
平日:09:00~19:00
土日祝:09:00~17:00
にて本日回答頂きました。参考になれば幸いです。
上記に関し参考となるゆうちょのURLも併せて添付しておきますね。
https://www.jp-bank.japanpost.jp/tetuzuki/henko/tzk_hnk_reference.html