水道代が月2万円かかるのは高い?毎日のお風呂や洗濯1回でいくらになる?

毎月の出費に頭を悩ませる人も多い中、電気代やガス代と共に多くの割合を占める「水道代」。節水しなければとは思っていても、一体どのくらいが標準なのかわからず節約しにくい……と思っている人も多いでしょう。

そこで今回は、水道代が月2万円かかるお宅は高いのか安いのかについて見ていきたいと思います。お風呂や洗濯1回につきどのくらいの料金がかかっているのかが分かれば、自ずと水を大切に使えるようになりますね。

こちらの記事では、

  • 水道代が月2万円かかるのは高い?
  • 毎日のお風呂や洗濯1回でいくらになるか気になるので調査してみた!

 
についてご紹介します。
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水道代が月2万円かかるのは高い?

水道代が月2万円

 

「水道代」と一括りにして呼ばれているのは、「上水道料金」と「下水道料金」の合算です。2ヶ月に一度のペースで検針が行われるため、請求も2ヶ月まとめてのケースが多くなっています。

また、水道代を決めているのは各地域の自治体。そのため隣の県と比べて料金が異なる……というケースも出てきます。

電力などの市場や経済動向を調査している「新電力ネット」によれば、世帯人数別の水道料金の平均は以下の数値となるようです。

世帯人数別の水道料金の平均

・1人:2,239円
・2人:4,242円
・3人:5,366円
・4人:6,042円
・5人:6,706円
・6人以上:8,884円

引用元:新電力ネット

つまり、2ヶ月に一度20,000円の水道料金を支払っているケースであれば、月にかかる水道料金は10,000円。6人以上の世帯の平均と比べても、少々高額であるといえます

また、上水道料金と下水道料金では料金の算出方法が異なります。流した分だけ料金がかかる下水道料金に比べ、「基本料金+従量料金」で算出されるのが上水道料金。仮に1㎥も使わなかった月でも、基本料金は支払わなくてはなりません。

ここでは、東京23区の上下水道料金と、筆者の住んでいる長野県の上下水道料金を比較してみました。

東京23区の上下水道料金

【メーターの口径:基本料金】
・13mm:860円
・20mm:1,170円
・25mm:1,460円

【水量:従量料金】
・1~5㎥:0円
・6~10㎥:22円/㎥
・11~20㎥:128円/㎥
・21~30㎥:163円/㎥
・31~50㎥:202円/㎥
・51~100㎥:213円/㎥
・101~200㎥:298円/㎥
・201~1,000㎥:372円/㎥
・1,001㎥~:404円/㎥

【下水道料金】
・0~8㎥:560円
・9~20㎥:110円/㎥
・21~30㎥:140円/㎥
・31~50㎥:170円/㎥
・51~100㎥:200円/㎥
・101~200㎥:230円/㎥
・201~500㎥:270円/㎥
・501~1,000㎥:310円/㎥
・1,001㎥~:345円/㎥

長野県の上下水道料金

【メーターの口径:基本料金】
・13mm:2,398円
・20mm:3,300円
・25mm:4,224円

【水量:従量料金】
・1~20㎥:68.20円/㎥
・21~40㎥:174.90円/㎥
・41~60㎥:189.20円/㎥
・61~100㎥:215.60円/㎥
・101~200㎥:250.80円/㎥
・201㎥~269.50円/㎥

【下水道料金】
基本料金:16㎥まで2,976.60円
・17~40㎥:170.50円/㎥
・41~100㎥:194.70円/㎥
・101~200㎥:227.70円/㎥
・201~600㎥:259.60円/㎥
・601~1,000㎥:288.20円/㎥
・1,001㎥~310.20円/㎥

東京都は基本料金が安く従量料金が高めなのに対し、長野県は基本料金が高めに設定されているのがわかりますね。

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毎日のお風呂や洗濯1回でいくらになるか気になるので調査してみた!

水道代が月2万円

 

続いて、毎月の水道代を節約するために、多くの水を使う「お風呂」と「洗濯」の1回ごとにかかる料金を見てみましょう。

まず「お風呂」の場合ですが、浴槽に溜めることのできるお湯はおよそ200ℓほど。この場合の料金はおよそ30~35円ほどといわれており、1ヶ月31日毎日浴槽にお湯を溜めると35×31=1,085円となります。

また、シャワーを最大水量で20分間出し続けた場合も約200ℓほどのお湯を消費しています。こちらも加味すると、1ヶ月のお風呂にかかる料金は1,085×2=2,170円となります。

ここに、実際はお湯を沸かすためのガス代や電気代が加わり、ようやくあたたかいお風呂に入ることができます。家族が多ければ人数分のシャワー代がかかってきますので、あくまでも「1人につきかかる料金」と見ておきましょう。

節約を考える場合は、泡を洗い流す以外ではシャワーを止めたり、肩までではなく半身浴にしたりといった工夫をすると良いですね。

また、洗濯機の場合は大きさやメーカーによって水道代が異なります。入れる洗濯物の量によっても変わりますが、「Looopでんき」が算出している水道料の計算式をご紹介しておきましょう。

縦型洗濯機の水道代(東京都の場合)

・定格洗濯時:1ℓあたりの水道単価0.24×定格洗濯時110ℓ=26.4円
・定格洗濯乾燥時:1ℓあたりの水道単価0.24×定格洗濯時131ℓ=31.44円

ドラム型洗濯機の水道代(東京都の場合)

・定格洗濯時:1ℓあたりの水道単価0.24×定格洗濯時78ℓの場合=18.72円

若干ドラム式の方が、水道代が安くなっていることがわかります。1回に約13円異なるため、1ヶ月では400円ほど安くなりますね。本体価格が高い分、節約になるのがドラム式といえそうです。

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まとめ

水道代が月2万円

 

今回は水道代が「月2万円」の場合は高いのか安いのか、また1回のお風呂や洗濯でどのくらいの料金が発生しているのかなどを調査しました。多くても月5,000円程度が平均といえる水道代、それ以上の場合は使い過ぎている箇所がないか見直してみると良さそうです。お住まいの地域の水道代を調べ、利用量と料金の目安も確認してみてくださいね