アテニアは危険な成分が入った怪しい化粧品?肌に悪い成分があるのか全成分を解析してみた

30年以上の歴史を持ち、エイジングケアに特化したブランドとして愛されるAttenir(アテニア)。リーズナブルな価格でケアできるものもあれば、肌を労わるスペシャルケアが用意されていたりと幅広いニーズに応え続けています。一方で、アテニアには「危険な成分が入っている」との噂もあり、初めて使う人にとっては不安が残ることも。

今回はアテニアの人気アイテムをピックアップし、肌に悪い成分が入っているかどうか解析してみました。安心して肌を任せるためにも、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

こちらの記事では、

  • アテニアは危険な成分が入った怪しい化粧品?
  • 肌に悪い成分があるのか全成分を解析してみた

 
についてご紹介します。

アテニアは危険な成分が入った怪しい化粧品?

アテニアといえばクレンジング、といっても過言ではないほど、知名度・人気度共に上々なのが「スキンクリアクレンズオイル」。さらに、寝ている間に肌をふっくらともちもちに仕上げてくれると評判の「ミッドナイトミスチャライザー」もチェックせずにはいられないでしょう。

そのほかには、以下のシリーズでさまざまなお悩みに対応しています。

  • ドレススノー:エイジング+ホワイトニングを両立したライン
  • ドレスリフト:40代以降で気になりだすお悩みに対応する保湿重視ライン
  • プリマモイスト:30代周辺から始めたいキメと保湿を重視したライン

肌の状態や悩みに応じて選べる上記のアイテムたちですが、中にはどうしても肌に合わないと感じる人も。「これまで化粧品で荒れたことはなかったのに……」という人もおり、不安になってしまうケースがあるようです。

どんな化粧品であっても、使うタイミングや使い方、その日の肌状態などによっては赤みやかゆみ・ニキビなどのトラブルが起こる可能性があります。敏感肌の方はもちろん、乾燥しがちな冬や季節の変わり目などは特に注意しておきましょう。

引用元:Pure Noble

 

こちらのサイトでは、化粧品のパッチテスト方法が詳しく紹介されています。二の腕の内側など皮膚の薄い場所でテストを行い、問題のないことを確認した後で使い始めましょう。さらに不安な方は、二の腕の後にフェイスラインで再度確認してみても良いですね。

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肌に悪い成分があるのか全成分を解析してみた

近年は化学由来の成分を一切含まないオーガニック化粧品が多く登場しており、使うアイテムの成分を詳しく知りたいと思う方も増えてきました。そこで今回は、アテニアの人気商品をいくつかピックアップし、全成分を解析したいと思います。各ラインからも1つ以上解説していくため、同じラインのアイテムを判断するのに役立ててくださいね。

今回解析したアイテム

・スキンクリア クレンズ オイル
・ミッドナイト モイスチャライザー
・ドレススノー ローション
・ドレスリフト ローション
・プリマモイスト ローションⅡ
・アイ リンクルセラム
・プライマーショット

スキンクリア クレンズ オイル

 

はたらき 成分
エモリエント剤 エチルヘキサン酸セチル/ジイソナン酸BG/アルガニアスピノサ核油/バオバブ種子油/ジカプリリルエーテル/トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル/ダイズ油/パルミチン酸アスコルビル/(ベヘン酸/エイコサンニ酸)グリセリル/ステアリン酸イヌリン/トコフェロール
乳化剤 ジイソステアリン酸ポリグリセリル‐10/ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20/オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20
保湿・湿潤剤 グリセリン/アッケシソウエキス/シスツスモンスペリエンシスエキス/ヘリクリスムイタリクムエキス
精油 レモングラス油/ベルガモット果実油/ビターオレンジ花油/ラベンダー油
香料 香料
防腐剤 フェノキシエタノール

ミッドナイト モイスチャライザー

 

はたらき 成分
エモリエント剤 ジメチコン/スクワラン/ダイズステロール/水添レシチン/トコフェロール/ラウロイルグルタミン酸ジ/イソステアリン酸デキストリン/イソノナン酸イソトリデシル
保湿・湿潤剤 グリセリン/BG/ジグリセリン/ペンチレングリコール/メチルグルセス‐10/ベタイン/DPG/トリペプチド-3/加水分解コラーゲン/ブドウ芽エキス/クダモノトケイソウ果実エキス/加水分解酵母/アラニン/セリン/グリシン/ラフィノース/加水分解水添でんぷん/シアノコバラミン/グリコシルトレハロース
皮膜形成剤 変性コーンスターチ
精油 ラベンダー油/ノバラ油/ニオイテンジクアオイ油/オレンジ果皮油
非水系増粘剤 (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
親水性増粘剤 (アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー/カルボマーK/(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーNa
乳化剤 イソステアリン酸ソルビタン/ポリスルベート60
防腐剤 フェノキシエタノール

ドレススノー ローション

 

はたらき 成分
シワ改善/美白剤 ナイアシンアミド
保湿・湿潤剤 BG/濃グリセリン/DPG/POEメチルグルコシド/酵母エキス-3/イネ出穂前葉抽出加水分解物/米抽出物加水分解液V/コメヌカ抽出物加水分解液A/加水分解コラーゲン液-4/茶エキス-1/ベタイン/ジグリセリン/ベンチレングリコール
溶剤 精製水/エタノール
精油 ノバラ油
エモリエント剤 ラウロイルグルタミン酸ジ/天然ビタミンE
親水性増粘剤 カルボキシメチルデキストランNa/カルボキシビニルポリマー
可溶化剤 POE水添ヒマシ油
pH調整剤 水酸化K/クエン酸Na
香料 香料
防腐剤 フェノキシエタノール

ドレスリフト ローション

 

はたらき 成分
保湿・湿潤剤 DPG/グリセリン/メチルグルセス-10/BG/ブドウ芽エキス/サッカロミセスセレビシアエエキス-加水分解イネ葉エキス/加水分解コメエキス/加水分解コラーゲン/クインスシードエキス/ラフィノース/ジグリセリン/ペンチレングリコール/ベタイン/エチルヘキシルグリセリン
清涼剤 エタノール
精油 ダマスクバラ花油
親水性増粘剤 カルボキシメチルデキストランNa/カルボマ‐K
可溶化剤 PEG-60水添ヒマシ油
pH調整剤 クエン酸Na/水酸化Na
香料 香料
防腐剤 フェノキシエタノール

プリマモイスト ローションⅡ

 

はたらき 成分
保湿・湿潤剤 グリセリン/BG/DPG/メチルグルセス-10/ブドウ芽エキス/サッカロミセスセレビシアエエキス/加水分解イネ葉エキス/加水分解コメエキス/水溶性プロテオグリカン/ラフィノース/ジグリセリン/PEG-32/エチルヘキシルグリセリン/ポリ(メタクリル酸メトキシPEG-9)
精油 ノバラ油
エモリエント剤 水添レシチン/トコフェロール/フィトステロールズ
可溶化剤 PEG-60水添ヒマシ油
pH調整剤 水酸化Na/クエン酸/クエン酸Na
防腐剤 フェノキシエタノール

アイ リンクルセラム

 

はたらき 成分
シワ改善・美白剤 ナイアシンアミド
溶剤 精製水
エモリエント剤 ジメチコン/テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル/植物性スクワラン/トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル/ジ水添ロジンダイマージリノレイル/シクロペンタシロキサン/ポリエチレンワックス/コメヌカ油/高重合ジメチコン‐1/d-δ-トコフェロール
保湿・湿潤剤 濃グリセリン/ジグリセリン/BG/グリコシルトレハロース/水添デンプン分解物混合溶液/DPG/ペンチレングリコール/酵母エキス-1/加水分解コラーゲン液-4/加水分解コンキオリン液/ホエイ‐2/アロエエキス-2/ビルベリー葉エキス/セイヨウキズタエキス/米抽出物加水分解液V/コメヌカ抽出物加水分解液A/POE(26)グリセリル/PEG4000
乳化剤 縮合リシノレイン酸ポリグリセリル/POE・ジメチコン共重合体/イソステアリン酸ポリグリセリン
乳化安定剤 塩化Na
非水系増粘剤 ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト
香料 香料
防腐剤 フェノキシエタノール

プライマーショット

 

はたらき 成分
保湿・湿潤剤 グリセリン/DPG/BG/ペンチレングリコール/ブドウ芽エキス/プルーン分解物/加水分解酵母/グリコーゲン・ラフィノース/ベタイン/エチルヘキシルグリセリン/シロキクラゲ多糖体/グルコシルルチン
エモリエント剤 イソステアリン酸イソステアリル/ラウロイルグルタミン酸ジ/水添レシチン/レシチン/トコフェロール
精油 ダマスクバラ花油/ローマカミツレ花油
親水性増粘剤 (アクリルレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーK/スクレロチウムガム
pH調整剤 水酸化Na
香料 香料
防腐剤 フェノキシエタノール

医薬部外品であるドレススノーシリーズには、「ナイアシンアミド」と呼ばれるシワ改善と美白を同時に叶える成分が導入されています。ここに稲由来の成分を3種類加え、透明感溢れる肌を目指せるのもポイント。

「茶エキス-1」と記載のある推進性カテキンは、キメの細かいトラブル知らずの肌へ導く成分。今後のシミを予防するだけではなく、くすみがちな肌をワントーン明るくしてくれるでしょう。

表中では「ブドウ芽エキス」と記載のあるサーチュライザーS6は、「美肌因子」「長寿遺伝子」とも呼ばれ、細胞の生まれ変わりを正す成分です。ターンオーバーが乱れがちな40代以降の肌にとって欠かせない成分といえるでしょう。

また、「加水分解コラーゲン」と表記されている発酵コラーゲンは、通常分子が大きく肌内部に浸透しにくいコラーゲンを細分化し、角層までしっかりと届く成分。水分を入れ込むだけでなく、その水分を保つ「保水性」に注目したアイテムです。

その他エモリエント剤や可溶化剤などにも、毛穴の奥に入り込んでしまったり、アレルギー性が強かったりといった危険成分は含まれていませんでした。それどころか、防腐剤や香料の量も少なく、敏感肌にも安心のコスメといえるでしょう。

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まとめ

成分解析を行ってみると、保湿に重きを置いていることが分かるアテニアのアイテムたち。美肌の基本となる「加水」「保水」をクリアした上で、美白やシワケアができるのがメリットといえるでしょう。アテニア独自の成分も多く、これまで試したことがない人も一度チャレンジしてみることをおすすめします。