ご飯のお供になるだけでなく、さまざまなレシピに活用できる「納豆」。リーズナブルなこともあり、ついつい手を伸ばしてしまいがちです。
一方、まだ冷蔵庫にあるのに買ってしまったり、食べるのを忘れていたりして賞味期限が迫ってしまうことも……。「食べきれない!」となった時、一体いつまでならば安全に食べられるのか確認していきましょう。
こちらの記事では、
- 納豆が賞味期限切れ間近で食べきれない!
- いつまでなら食べれる?
- 正しい保存状態も解説
についてご紹介します。
納豆が賞味期限切れ間近で食べきれない!
気が付いたら賞味期限が間近に迫っていたり、既に数日過ぎてしまったりした納豆がある……という経験をしたことがある方が多いのではないでしょうか。1パックならばすぐに食べきってしまえば良いですが、3パック以上あると1日で消費するのは難しくなります。オムレツやパスタなどのアレンジレシピは、好みが分かれることでも有名。「そのままじゃなきゃ食べられない……」という方も珍しくありません。
そもそも納豆の賞味期限は、製造後何日程度に設定されているのでしょうか。
それを知るためには、まず賞味期限と消費期限の違いを理解しておきましょう。
・賞味期限:品質が安定し美味しく食べられる期限。一般的な食品に表示されている。
・消費期限:安全に食べられる期限。製造日から数日以内の傷みやすい食品に表示されている。
納豆は、賞味期限が表示されているものがほとんどです。これに対しお弁当や惣菜、肉・魚類などは数日以内に食べきることが推奨されるため、その日までには必ず食べてほしい「消費期限」が設定されているのです。
そして納豆の賞味期限は、製造からおよそ1週間~10日程度が一般的です。徐々に発酵が進んでいくため、この期間内であれば安全に美味しく食べられるでしょう。
いつまでなら食べれる?
賞味期限はあくまでも「美味しく食べられる期限」のため、多少過ぎてしまっても過剰に心配する必要はありません。納豆の賞味期限が過ぎた後は、どのように保存していたかで食べられる期限を見極めましょう。
- 常温保存:冬場の冷暗所ならばともかく、他の季節は常温保存に向いていません。
- 冷蔵保存:賞味期限を過ぎて3日以内を目安に食べきりましょう。
- 冷凍保存:賞味期限を過ぎて1ヶ月以内を目安に食べきりましょう。
納豆は発酵食品であり、パック詰めされた段階でも菌がまだ生きています。納豆菌が活発に活動する温度は40度前後ですが、10度を超えると徐々に活動を開始するため、常温での保存は避けましょう。
正しい保存状態も解説
納豆を保存する場合は、「冷蔵」もしくは「冷凍」がおすすめです。
比較的早く食べきる場合は、冷蔵庫に入れておきましょう。通常の場所よりも温度が低いチルド室ならば、より品質が保たれやすくなります。頻繁に開け閉めするドアの近くや、温度が高めの野菜室は避けると良いでしょう。
また、冷凍保存の場合は約1ヶ月と長持ちするのがメリットです。パックのまま入れても良いですが、臭い移りが気になる場合はラップやフリーザーバッグで包みましょう。解凍する際は水が出やすいため、冷蔵庫に移してゆっくりと解凍するのがおすすめですよ。
まとめ
手軽で食卓に1品を加えやすい納豆ですが、つい賞味期限を忘れてしまいがちな食品でもあります。生きた菌を使っているからこそ、安全に食べられる目安は守ってくださいね。