お守り返納を郵送する手紙の例文3つ|封筒・お焚き上げ料の目安

最終更新日:2026年8月15日

初詣や学業・安産祈願など、さまざまなタイミングで授かるお守り。願い事が叶ったときや新しいお守りを授かったときは、古いお守りを返納します。とはいえ授かった社寺が遠方だと、直接出向くのは難しいですよね。

そんなときに使えるのが「郵送」での返納です。ただ、いざ送ろうとすると「手紙には何て書けばいいの?」と手が止まってしまう方がほとんどではないでしょうか。

この記事では、そのまま使える手紙の例文を3つご用意しました。あわせて封筒の選び方、お焚き上げ料の目安、そして違う神社に返してもいいのか、ずっと持ち続けてもいいのかという疑問にもお答えします。

こちらの記事では、

  • お守り返納を郵送するときの手紙の例文3つ
  • 封筒の選び方と包み方|現金書留は21円+480円
  • お焚き上げ料はいくら包む?
  • 古いお守りは違う神社に返してもいい?
  • 古いお守りはずっと持ち続けてもいい?

についてご紹介します。

先に結論だけ知りたい方へ

・手紙は「お焚き上げの依頼」「感謝」「お礼」の3点が書けていればOK
・お守りは白い半紙に包み、便箋とお焚き上げ料を添えて送る
・現金を入れるため現金書留を使う(専用封筒21円+加算料金480円)
・封筒には赤字で「お守り在中」と書いておくと親切
・本当に避けるべきは神社とお寺の取り違え。同じ神様の分社なら受け付けてもらえる
大切に保管しているなら、持ち続けても問題ありません

お守り返納を郵送するときの手紙の例文3つ

お守り返納を郵送するときの手紙の例文

お守りを郵送で返納するときは、小さな便箋に一言を添えて送ります

長々と書く必要はありません。「返納したい」という意思と、お守りを授かったことへの感謝が伝われば十分です。そのまま書き写して使える例文を3つ用意しました。

例文①願いが叶ったとき

例文①

お守りのお焚き上げをお願いいたします。

〇〇(学業成就・安産祈願など)のお守りのおかげで、無事に願い事が成就いたしました。
本来であれば直接お参りすべきところ、郵送にて失礼いたします。
心より御礼申し上げます。

合格祈願や安産祈願など、目的がはっきりしていたお守りを返すときに使える形です。〇〇の部分を、実際に授かったお守りの種類に置き換えてください。

例文②1年間の感謝を伝えるとき

例文②

お守りのお焚き上げをお願いいたします。

一年間お守りいただき、健康に過ごすことができました。
遠方のため参拝が叶わず、郵送にて恐縮ですが返納させていただきます。
同封のものは、お焚き上げ料としてお納めください。

初詣で授かったお守りなど、特定の願い事がないお守りを返すときに使いやすい文面です。お焚き上げ料を同封していることを一言添えておくと、受け取る側にも伝わりやすくなります。

例文③お札(神札)を返納するとき

例文③

神札のお焚き上げをお願いいたします。

一年間、家族ともども健やかに過ごすことができました。
遠方につき郵送での返納となりますこと、何卒ご容赦くださいませ。
同封のものは、お焚き上げ料としてお納めください。

神棚に祀っていたお札(神札)も、お守りと同じ手順で郵送返納できます。破魔矢やだるまも同様です。ただしお札は大きさがあるため、封筒のサイズに注意しましょう。

手紙に必ず入れる3つの要素

例文をそのまま使わず自分の言葉で書きたい場合は、次の3点を押さえてください。

  • お焚き上げを依頼したい旨…何をしてほしいのかを最初に書く
  • 叶った願い事、または1年間の感謝…どんなお守りだったかが伝わる
  • お礼の言葉…郵送になったことへのお詫びも添えると丁寧

便箋とペンの選び方

便箋は白無地か、控えめな罫線のものを選びます。キャラクター柄や派手な色は避けましょう。縦書きの一筆箋があれば、それがもっとも丁寧です。

筆記具は黒のペンか筆ペンを使います。鉛筆や消せるボールペンは避けてください。文字の上手下手より、丁寧に書かれているかどうかのほうが大切です。

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封筒の選び方と包み方|現金書留は21円+480円

お守りを郵送で返納するときの封筒と包み方

準備するもの

お守りを郵送で返納するときに必要なもの

・返納するお守り
・お守りを包む白い紙(半紙)
・便箋
・現金書留の専用封筒
・お焚き上げ料(現金)

お守りは半紙に包んでから入れる

お守りをそのまま封筒に入れるのは避けましょう。白い紙に包んでから入れるのが丁寧な作法です。

罫線のない白い紙であれば何でも構いませんが、書道で使う半紙があればそれが最適です。包み方に決まりはないので、紐の部分まで含めてお守り全体がしっかり覆われるように包んでください。

なお鈴やビニール、金具などの不燃物が付いている場合は、外しておくと社寺の手間が減ります。多くの社寺では不燃物を受け付けていないため、この一手間が親切です。

現金書留の料金と出し方

お焚き上げ料として現金を入れるため、普通の封筒は使えません。現金書留を利用します。

項目 金額(税込) 備考
現金書留 専用封筒 21円 郵便局の窓口で購入
現金書留の加算料金 480円 損害要償額1万円まで
基本の郵便料金 110円〜 定形郵便50g以内の場合
合計の目安 611円〜 封筒代+加算料金+郵便料金

※2024年10月1日改定後の料金です。最新の料金は日本郵便の国内郵便料金表でご確認ください。

 

現金書留はポストに投函できません。郵便局の窓口へ持ち込む必要があります。窓口で「現金書留の封筒がほしい」と伝えれば、その場で購入してそのまま発送できます。

なお、現金を入れたまま普通郵便で送るのは郵便法違反です。面倒に感じても、必ず現金書留を使ってください。かといって現金を入れずに送るのもマナー違反にあたります。

封筒には赤字で「お守り在中」と書く

現金書留の封筒には、赤字で「お守り在中」と書いておくのがおすすめです。開封する前から返納の郵便だと分かるため、社寺の側で仕分けしやすくなります。

雨に濡れても消えないよう、油性ペンで書いておくと安心です。お札を送る場合は「神札在中」と書き分けてください。

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お焚き上げ料はいくら包む?

 

お焚き上げ料に決まった金額はありません。気持ちで決めて構わない、というのが一般的な考え方です。

とはいえ目安がないと迷ってしまうので、判断材料を挙げておきます。

  • お守りを授かったときと同額…もっとも分かりやすい基準です
  • その半額程度…複数まとめて返納する場合などに
  • 社寺が金額を指定している場合はそれに従う…公式サイトを必ず確認

 

小銭を大量に入れるのは避けましょう

1円玉や5円玉をたくさん入れるのはおすすめできません。

近年は銀行で硬貨を入金する際に枚数に応じた手数料がかかるため、小銭が多いと社寺の負担になってしまいます。お賽銭のときも同じで、なるべくまとまった金額をお札で納めるほうが喜ばれます。

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古いお守りは違う神社に返してもいい?

古いお守りを違う神社に返納してもよいか

「授かった神社が遠すぎて、郵送すら面倒」という方が真っ先に思いつくのが、近所の神社に返すという方法ではないでしょうか。

結論から言うと、絶対にダメというわけではありません。ただし押さえるべき原則があります。

絶対に避けるべきは神社とお寺の取り違え

もっとも重要なのはここです。神社で授かったお守りは神社へ、お寺で授かったお守りはお寺へ返納します。

神様と仏様はまったく別の存在なので、神社のお守りをお寺に持ち込む(またはその逆)のは明確なマナー違反にあたります。「違う神社に返していいか」を考える前に、まずここを間違えないようにしてください。

授かった場所が神社かお寺か分からない場合は、お守りに書かれた名称を確認しましょう。「神社」「大社」「神宮」「八幡宮」なら神社、「寺」「院」「不動尊」「観音」ならお寺です。

同じ神様の分社なら受け付けてもらえる

違う神社であっても、同じ神様を祀っている神社であれば問題ないとされています。

各地に同じ名前の神社が多いのは、総本社から各地の分社へ神様が分祀されているためです。たとえば稲荷神社の総本社は京都の伏見稲荷大社、八幡宮の総本宮は大分の宇佐神宮です。元をたどれば同じ神様なので、分社であれば返納を受け付けてもらえます。

お寺の場合も、同じ宗派であれば同様に考えられます。

持ち込む前に必ず確認を

「他社のお守りはお断り」と明記している社寺も少なくありません。

無断で納め所に置いてくるのは避け、公式サイトを確認するか、電話で問い合わせてから訪れましょう。郵送の場合も同じで、受け付けているかどうかを事前に確認してください。

どんど焼きという選択肢もあります

意外と知られていないのが「どんど焼き」です。

小正月(1月15日頃)の時期に、全国各地の神社・お寺・河川敷などで行われる伝統行事で、古い正月飾りと一緒にお守りやお札をお焚き上げしてもらえます。宗教・宗派を問わず受け付けているところもあり、多くは無料です。

「授かった社寺が遠い」「郵送も難しい」という場合の、現実的な受け皿になります。ただし開催の有無や受付品目は地域によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

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古いお守りはずっと持ち続けてもいい?

古いお守りを持ち続けてもよいか

「1年で返納」とよく言われますが、思い入れがあって手放せないお守りもありますよね。

大切に保管しているなら問題ありません

結論として、1年を過ぎても、大切に保管していれば問題はないとされています。

お守りは神様や仏様の分身ともいわれ、丁寧に扱うほど力を発揮すると考えられています。逆に言えば、期限だけを気にして雑に扱うほうがよくありません。手放したくないお守りは、埃をかぶらないよう清潔な場所で保管してください。

特に注意したいのが交通安全のお守りを車内に置いている場合です。埃や砂が付きやすいので、定期的に確認しましょう。神棚に飾った破魔矢やだるまも同じです。

安産祈願・合格祈願のお守りはどうする?

期間や目的がはっきりしているお守りは、その役目を終えたタイミングが返納の目安です。

安産祈願なら出産後、合格祈願なら受験を終えた後になります。とはいえ出産や合格の記念として取っておきたいという方も多いはず。その場合も、大切に保管しているなら手元に置いて構いません。

返納しない場合もお礼参りは行く

ひとつだけ心に留めておきたいのが、お守りを返さないこととお礼参りをしないことは別だという点です。

願いが叶ったかどうかにかかわらず、授かった社寺へお礼参りに出かけるのが本来の作法とされています。参拝が難しい場合は、手を合わせて感謝を伝えるだけでも意味があります。

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郵送で返納するときのマナーと注意点

お守りを郵送で返納するときのマナーと注意点

送る前に必ず社寺へ確認する

すべての社寺が郵送を受け付けているわけではありません。公式サイトに案内がない場合は、電話で問い合わせてから送りましょう。

黙って送りつけてしまうと、社寺側で扱いに困ってしまいます。受け付けているかどうかの確認が、いちばん大切なマナーです。

自宅で処分するのは避ける

自分でお焚き上げをする方法を紹介している情報もありますが、正しい手順を踏まなければ意味がありません。火事の危険もあるため、避けたほうが賢明です。

もちろんゴミ箱に捨てるのは論外です。郵送、お礼参り、どんど焼きと選択肢はあるので、いずれかの方法を選びましょう。

やってはいけないことのまとめ

  • 神社のお守りをお寺に(またはその逆に)返納する
  • 受け付けを確認せずに郵送する
  • 現金を入れて普通郵便で送る(郵便法違反)
  • お焚き上げ料に小銭を大量に入れる
  • 汚れたまま、不燃物が付いたまま送る
  • 自宅で燃やす、ゴミ箱に捨てる

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お守りの郵送返納に関するよくある質問

Q. 手紙には何と書けばいいですか?

A. 「お焚き上げの依頼」「叶った願い事または1年間の感謝」「お礼」の3点が書けていれば十分です。長文である必要はなく、便箋1枚に数行で構いません。本文の例文をそのままお使いいただけます。

Q. 郵送にいくらかかりますか?

A. 現金書留の専用封筒21円、加算料金480円、基本の郵便料金110円〜で、合計611円〜が目安です。これとは別に、お焚き上げ料を同封します。

Q. ポストに投函してもいいですか?

A. できません。現金書留は郵便局の窓口からしか差し出せません。窓口で専用封筒を購入し、その場で発送手続きをしましょう。

Q. 違う神社に返納してもいいですか?

A. 同じ神様を祀る分社であれば受け付けてもらえます。ただし神社のお守りをお寺に返す(またはその逆)のはマナー違反です。「他社のお守りはお断り」としている社寺もあるため、事前確認をおすすめします。

Q. お守りを1年以上持ち続けても大丈夫ですか?

A. 大切に保管していれば問題ないとされています。思い入れのあるお守りは手元に置いて構いません。ただし返納しない場合も、お礼参りには出かけましょう。

Q. お札(神札)も同じ方法で返せますか?

A. 同じ手順で郵送できます。破魔矢やだるまも同様です。ただしお札は大きさがあるため、封筒に収まるか確認してください。手紙には「お守り」ではなく「神札」と書きます。

Q. お焚き上げ料はいくら包めばいいですか?

A. 決まった金額はありません。お守りを授かったときと同額か、その半額程度が目安です。社寺が金額を指定している場合はそれに従ってください。小銭を大量に入れるのは避けましょう。

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まとめ

お守り返納を郵送するときのまとめ

今回はお守りを郵送で返納するときの手紙の例文と、封筒や料金についてご紹介しました。要点をおさらいします。

  • 手紙は「お焚き上げの依頼」「感謝」「お礼」の3点が書けていればよい
  • お守りは白い半紙に包み、便箋とお焚き上げ料を添える
  • 現金書留を使う(専用封筒21円+加算料金480円+郵便料金)
  • ポストには投函できず、郵便局の窓口へ持ち込む
  • 封筒には赤字で「お守り在中」と書いておく
  • 神社とお寺の取り違えは厳禁。同じ神様の分社なら返納できる
  • 大切に保管しているなら、持ち続けても問題ない

 

形式にとらわれすぎる必要はありません。大切なのは、お守りに込めた願いと、見守ってくれたことへの感謝の気持ちです。丁寧に包んで送り出せば、それが何よりの礼儀になります。

 

※郵便料金やサービス内容は変更される場合があります。差し出し前に日本郵便の公式サイトおよび返納先の社寺の案内をご確認ください。

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