白樺の枝に掛けた5本のカラフルな手編みミサンガ

最終更新日:2026年9月23日

ミサンガの作り方で最初に迷うのは「糸を何本、何センチ用意すればよいか」ではないでしょうか。答えは、初めてなら刺しゅう糸2〜3本の「ねじり編み」か「三つ編み」、少し慣れたら4本の「平編み」です。糸の長さは、刺しゅう糸メーカーのルシアンが公式レシピで示している「芯糸=できあがりの長さ+40cm、結び糸=芯糸の約2倍」を目安にすれば、途中で足りなくなる失敗を避けられます。

必要な道具は、刺しゅう糸・マスキングテープ・定規・はさみの4つだけです。刺しゅう糸はダイソーで税込110円から手に入り、メーカー品と同じ「25番・6本撚り・1束8m」の規格なので、100均の糸でも作り方は変わりません。

ただし、模様のある斜め編みやハート編みは、糸の本数が6〜8本に増えて所要時間も数時間かかります。まずは3本以下の編み方で「同じ力加減で結び続ける」感覚をつかんでから進むのが、きれいに仕上げる近道です。

こちらの記事では、

  • ミサンガの作り方|必要なもの4つと糸の長さの決め方
  • 簡単な3本から|ミサンガの編み方6種を難易度順に
  • 模様のあるミサンガの編み方|斜め編み・V字編み・ハート編み
  • 段ボールで作るミサンガ|円盤を使う方法と由来

 
についてご紹介します。

先に結論だけ知りたい方へ

・必要なものは刺しゅう糸・マスキングテープ・定規・はさみの4つ。刺しゅう糸は「25番」を選ぶ
・糸の長さは芯糸=できあがり+40cm、結び糸=その約2倍(ルシアン公式レシピの目安)
・初めてなら2〜3本のねじり編みか三つ編み。4本の平編みが基本形
・斜め編み・V字編みは6本、ハート編みは8本。所要時間は数時間
・段ボールの円盤(切り込み8か所・糸7本)なら結ばずに組める
・色の意味・つける場所は ミサンガの色の意味一覧、結び方は ミサンガの結び方 の記事で

ミサンガの作り方|必要なもの4つと糸の長さの決め方

6色の刺しゅう糸の束とマスキングテープ・定規・はさみを机に並べたイラスト(ミサンガ作りに必要なもの)

ミサンガ作りに特別な道具は要りません。編み始めを机に固定するテープと、糸を測る定規があれば、あとは糸とはさみだけです。

必要なもの4つ

品目 役割 代用・補足
刺しゅう糸(25番) 本体。1束が約8mなので、1束で結び糸1〜2本分が取れる ダイソーの「刺繍糸(レギュラー、10色セット)」は6本撚り・各色8m・綿100%で税込110円。メーカー品と同じ規格
マスキングテープ 編み始めの結び目を机に貼って固定する セロハンテープ、クリップボード、安全ピンでズボンのひざに留める方法でもよい
定規 糸を切る長さを測る。30cm定規で十分 メジャーがあれば手首周りも測れる
はさみ 糸を切る 先の細い手芸ばさみだと糸端の処理がしやすい

刺しゅう糸は「25番」を選ぶ。6本まとめて使う

手芸店でも100均でも、ミサンガに使うのは「25番刺しゅう糸」です。オリムパスの公式サイトでは、25番刺しゅう糸を「2本合わせの細い糸を6本より合わせたもの」「1かせ:8m」「綿100%」と説明しています。ダイソーの刺繍糸も「6本撚り糸、各色8m」と表示されており、太さと長さの規格は同じです。

刺しゅうでは6本撚りの糸を2本や3本に分けて使いますが、ミサンガでは分けずに6本まとめたまま1本の糸として扱います。この記事で「糸1本」と書いているのは、すべてこの「6本撚りのまま1本」の意味です。

太めのミサンガにしたいときは、ルシアンの公式レシピのように、同じ色の糸を4本束ねて「1本の糸」として編む方法があります。糸の本数を増やすほど幅が出て、存在感のある仕上がりになります。

糸の長さの決め方|「できあがり+40cm」が芯糸、その2倍が結び糸

糸の長さは、編み方によって「芯糸」と「結び糸」で大きく違います。ルシアンの公式レシピ「25番刺しゅう糸で編むミサンガ」では、材料を「芯糸:できあがりサイズ+40cm」「結び糸:芯糸の約2倍」としています。芯糸は結ばれるだけなのでほとんど減らず、結び糸は結ぶたびに消費されるため長さが必要になる、という考え方です。

できあがりサイズを16cmとした場合の目安は次のとおりです。

編み方 糸の本数 1本あたりの長さの目安 考え方
ねじり編み(2本) 2本 芯糸60cm/結び糸120cm 結び糸1本で芯糸1本に巻きつけるため、結び糸が長く要る
三つ編み 3本 各60cm 結び目を作らないので消費が少ない。3本とも同じ長さ
ねじり編み(4本) 4本 芯糸2本 各60cm/結び糸2本 各120cm 平編みと同じ配分。ルシアンのレシピの式そのまま
平編み 4本 芯糸2本 各60cm/結び糸2本 各120cm 公式レシピ「芯糸=できあがり+40cm、結び糸=約2倍」
斜め編み 6本 各80〜100cm 全部の糸が順番に結び糸になるため、全本とも長めに取る
V字編み 6本 各80〜100cm 斜め編みと同じ
ハート編み 8本 各90〜100cm 本数が多く、結ぶ回数も多い
段ボール(円盤) 7本 各60〜70cm 結ばずに組むので消費は少なめ。組みひもは長さが縮む分を見込む

斜め編み以降の長さは、実際に編むときの引き締め具合で変わる目安です。迷ったら長めに切るのが鉄則で、余った糸は最後に切ればすみますが、足りない糸は継ぎ足しにくいためです。1束8mの刺しゅう糸なら、120cmの結び糸が6本取れます。

できあがりサイズは「手首周り+1〜2cm」。両端に結び代を残す

「できあがりサイズ」とは編んだ部分の長さのことです。メジャーか紐を手首に一周させて測り、手首周りに1〜2cmのゆとりを足した長さを編みます。足首に付ける場合も同じ考え方で、足首周り+2cm程度が目安です。

編み始めと編み終わりには、結んで留めるための糸を残します。ルシアンのレシピでは編み始めに20cm残して1つに結ぶ手順になっています。編み終わりも同じくらい残しておくと、三つ編みにして結びやすくなります。結び方のバリエーションは ミサンガの結び方は色々ある の記事で紹介しています。

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簡単な3本から|ミサンガの編み方6種を難易度順に

マスキングテープで机に固定した4本の糸を両手で平結びしている手元のイラスト(ミサンガの平編み)

ミサンガの編み方は大きく6種類に分けられます。糸の本数が少ないほど簡単で、模様が出るものほど本数と時間が要ります。所要時間は初めての方が16cm前後を編む場合の目安で、慣れれば半分以下になります。

編み方 本数 難易度 所要時間の目安 仕上がり 向いている方
ねじり編み 2〜4本 ★ 30分〜1時間 らせん模様の細いひも 初めての方、部活でおそろいを大量に作りたい方
三つ編み 3本 ★ 15〜30分 髪の三つ編みと同じ平らなひも 結び目を作る作業が苦手な方、小学生
平編み(平結び) 4本 ★★ 1時間前後 平らで少し幅のある基本形 市販品のような仕上がりにしたい方
斜め編み 6本 ★★★ 2〜3時間 斜めのストライプ 色の組み合わせを楽しみたい方
V字編み 6本 ★★★ 2〜3時間 V字(矢羽根)模様 斜め編みができた方
ハート編み 8本 ★★★★ 3時間以上 ハートが並ぶ模様 プレゼント用、模様に挑戦したい方

どの編み方にも共通する準備は同じです。糸を必要な長さに切り、端をそろえて20cmほど残した位置で1つに結び、結び目をマスキングテープで机に貼って固定します。

ねじり編み|2〜4本で作れる一番簡単な編み方

らせん状にねじれた模様が特徴で、同じ側から同じ結び方を繰り返すだけで自然にねじれていきます。最も細いタイプは糸2本で作れます。

ねじり編み(2本)の手順

1.芯糸60cmと結び糸120cmを用意し、端を合わせて20cm残した位置で1つに結び、テープで固定する
2.芯糸をまっすぐ下に張り、結び糸を芯糸の上に「4」の字になるように置く
3.結び糸の端を芯糸の下からくぐらせ、「4」の輪の中に下から上へ通して引き締める
4.2〜3を同じ側から繰り返す。10回ほど結ぶと自然にねじれ始める
5.編んだ部分が手首周り+1〜2cmになったら、糸をまとめて1つに結ぶ

4本で作る場合は、芯糸2本を中央に、結び糸2本を左右に置き、毎回同じ側(たとえば左)の結び糸から始めて平結びの前半だけを繰り返します。平編みとの違いは「左右交互にしない」ことだけです。

結び目を引き締める力が変わるとねじれの間隔がばらつくため、最初から最後まで同じ強さで引くのがきれいに仕上げるコツです。ねじれてきたら、編み目を無理に戻さずそのまま回転させながら編み続けます。

動画で手元を確認したい方は、以下が参考になります。

三つ編み|3本で結び目を作らずに完成

髪の三つ編みと同じ動きなので、手順を覚える必要がほとんどありません。3色を使えば、それだけで色の切り替わる模様になります。

三つ編みの手順

1.糸3本(各60cm)の端を合わせ、20cm残して1つに結び、テープで固定する
2.左の糸を中央の糸の上に重ねて中央へ持ってくる
3.右の糸を新しく中央になった糸の上に重ねて中央へ持ってくる
4.2〜3を交互に繰り返す。1回ごとに全体を軽く下へ引いて締める
5.手首周り+1〜2cmまで編めたら、3本をまとめて1つに結ぶ

髪と違って糸は緩みやすいので、左右に交差させるたびに上へ引き締めながら編みます。太くしたい場合は、糸を2本ずつ束ねて「3本」として編めば、同じ手順で幅が2倍になります。

平編み(平結び)|4本で作る基本形

芯糸2本の周りを結び糸2本で交互に結んでいく、マクラメでいう「平結び」です。ルシアンの公式レシピもこの平結びで構成されています。手順は次のとおりで、レシピでは芯糸・結び糸をそれぞれ4本ずつ束ねていますが、1本ずつでも同じ動きです。

平編みの手順(ルシアン公式レシピの流れ)

1.芯糸2本(各60cm)と結び糸A・B(各120cm)の端を合わせ、20cm残して1つに結び、テープで固定する。芯糸を中央、Aを左、Bを右に置く
2.結び糸Aを芯糸の上に横に渡し、その上に結び糸Bを重ねる
3.結び糸Bを芯糸の下に通し、Aが作った輪の中に下から上へ出して、AとBを左右に引き締める。AとBの左右が入れ替わる
4.入れ替わった位置で、再び結び糸Aを芯糸の上に渡し、その上にBを重ねる
5.Bを芯糸の下から通してAの輪に出し、引き締める
6.2〜5を繰り返し、好みの長さになったら全部の糸をまとめて1つに結ぶ
7.残りの糸を三つ編みにして端を結び、糸端を切りそろえる。編み始めに残した20cmも同様に三つ編みにする

「今どちらの糸から始めるか」が分からなくなったら、編み目の縦にわたっている糸を見ます。ルシアンのレシピは「タテにわたっている部分から出ている糸から編み進める」と案内しています。縦に渡っている側の糸が次に芯糸の上へ乗せる糸です。

平編みは同じ結び方でも、結び糸を左右交互に始めると平ら(平編み)、常に同じ側から始めるとねじれる(ねじり編み)という関係にあります。1つの手順を覚えれば2種類作れるので、最初に覚える価値が高い編み方です。

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模様のあるミサンガの編み方|斜め編み・V字編み・ハート編み

ここからは糸の本数が6本以上になります。共通するのは「4の字結び」を1本ずつ隣の糸に2回ずつかけていく動きで、これを覚えると斜め編み・V字編み・ハート編みのすべてに応用できます。

4の字結び(模様編みの基本の1目)

1.結ぶ糸(左端)を、右隣の糸の上に「4」の字になるように置く
2.結ぶ糸の端を右隣の糸の下からくぐらせ、「4」の輪に下から通して上へ引き締める
3.同じ糸でもう1回、同じ結び方を繰り返す(2回で1目)
4.結び終わると、結んだ糸は右隣の糸の右側に移る。次はその右の糸に同じ2回を結ぶ

右端の糸から左へ向かって結ぶときは、「4」を左右反転させた「逆4の字」で同じ動きをします。

斜め編み|6本で斜めのストライプ

左端の糸を右端まで2回ずつ結んで運ぶと、1段ごとに色が1つずつずれて斜めの縞になります。3色を2本ずつ用意すると、色の切り替わりがはっきりして初めての模様編みに向いています。

斜め編みの手順

1.3色×2本(各80〜100cm)の端を合わせ、20cm残して1つに結び、テープで固定する。色は左から「赤・赤・白・白・青・青」のように同じ色を隣同士に並べる
2.左端の糸で、右隣の糸に4の字結びを2回。さらにその右の糸に2回、と右端まで結んでいく
3.左端の糸が右端に着いたら1段完成。新しく左端になった糸で2を繰り返す
4.1段編むごとに、結び目を爪で上へ押し上げて詰める
5.手首周り+1〜2cmまで編めたら、全部の糸をまとめて1つに結ぶ

途中で引き締める強さが変わると斜めの線が波打ちます。1段ごとに模様を確認しながら、同じ力で締めるのがコツです。

V字編み|6本を左右対称に並べて矢羽根模様

斜め編みを左右から中央へ向かって半分ずつ編むとV字になります。糸の並べ方が斜め編みと違い、「赤・白・青・青・白・赤」のように左右対称にするのがポイントです。

V字編みの手順

1.3色×2本(各80〜100cm)を左右対称に並べ、20cm残して結んでテープで固定する
2.左端の糸で、右隣の糸から中央まで4の字結びを2回ずつ結ぶ(左半分)
3.右端の糸で、左隣の糸から中央まで逆4の字結びを2回ずつ結ぶ(右半分)
4.中央で出会った2本を4の字結びで2回結んで1段完成
5.2〜4を繰り返す。左右の糸は同じ色が同時に中央へ来るので、自然にV字が並ぶ

左半分と右半分で結び方(4の字と逆4の字)を変える点だけ意識すれば、動きは斜め編みと同じです。5本の指をすべて使って糸を押さえるため、慣れないうちは糸を1本ずつテープで仮留めしておくとからまりにくくなります。

ハート編み|8本でハートが並ぶ模様

ハート編みはV字編みの応用です。2色を4本ずつ、「赤・白・白・赤・赤・白・白・赤」のように左右対称に並べ、外側から中央へ向かうV字の段と、中央から外側へ向かう逆V字の段を組み合わせると、上下のV字がつながってハートの形が浮かびます。

ハート編みの流れ

1.2色×4本(各90〜100cm)を左右対称に並べ、20cm残して結んでテープで固定する
2.V字編みと同じ要領で、左半分は4の字、右半分は逆4の字で中央へ向かって結び、中央で2本を結ぶ(ハートの下半分)
3.次の段は中央の糸から外側へ向かって結び、ハートの上半分の丸みを作る
4.2〜3を繰り返す。1つのハートが4段前後で完成する
5.手首周り+1〜2cmまで編めたら、全部の糸をまとめて1つに結ぶ

段ごとに結ぶ向きが変わるため、1段終えるごとに模様を見て、ハートの輪郭がつながっているか確認しながら進めます。結ぶたびに上へ引き締めると輪郭がはっきりします。正確な結ぶ順番は動画で確認するのが確実です。

きれいに仕上げるコツ5つ

コツ 理由
引き締める力を一定にする 結び目の大きさがそろい、ねじり・斜めの模様が乱れない。最も多い失敗の原因
1目ごとに上へ押し上げる 結び目の間に隙間ができず、密度がそろう。爪で押し上げるだけでよい
芯糸と結び糸の色をはっきり変える 平編み・ねじり編みで、どの糸を持っているか迷わなくなる
糸は迷ったら長めに切る 足りない糸は継ぎ足しにくい。余りは最後に切ればよい
編み始めをしっかり固定する テープが浮くと張りが緩んで編み目が乱れる。テープを2枚重ねるか、クリップボードに挟む

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段ボールで作るミサンガ|円盤を使う方法と由来

切り込みを8か所入れた段ボールの円盤に7色の糸をかけて組んでいるイラスト(段ボールで作るミサンガ)

結び目を作る作業が苦手な方や小学生には、段ボールの円盤に糸をかけて順番に移動させるだけの方法があります。手芸メーカーのハマナカが「ミサンガディスク」として市販しているものと同じ仕組みで、段ボールでも代用できます。

段ボールの円盤の作り方と組み方

段ボールミサンガの手順

1.段ボールを直径10cmほどの円に切り、縁に切り込みを等間隔で8か所入れ、中央に糸が通る穴を開ける
2.糸7本(各60〜70cm)の端をまとめて1つに結び、結び目を裏側にして中央の穴に通す
3.糸を切り込みに1本ずつかける。切り込みは8か所なので1か所が空く
4.空いている切り込みを手前(自分側)に向け、真向かい(奥)の糸の右隣の糸を、手前の空いた切り込みへ移す
5.空いた切り込みが手前に来るように円盤を回し、4を繰り返す。裏側に丸いひもが組み上がっていく
6.手首周り+1〜2cmまで組めたら、糸を外してまとめて結ぶ

「空いたところの向かい側、その右隣を手前へ」の1動作だけの繰り返しなので、結び目の作り方を覚えなくても模様のある丸ひもになります。7色にすれば虹色、2色を交互にすればらせん模様になります。

ハマナカの公式サイトによると、市販の「ミサンガディスク」(H205-589)は直径10cm・税別580円で、8本の糸を使って組む方法が案内されています。より大きな「組ひもディスク」(H205-568・直径15cm・税別660円)は「丸ひも」から「平ひも」まで作れるとされています。段ボールで試して気に入ったら、こうした専用の道具に移るのも一案です。

名前入り・ビーズ入りにするには

「名前入りミサンガ」と呼ばれるアルファベット入りの模様は、斜め編みの4の字結びと逆4の字結びを図案のマス目どおりに打ち分けて文字を浮かび上がらせる方法で、模様編みの中でも上級です。手軽に名前を入れたい場合は、アルファベットのビーズを糸に通す方法が簡単で、平編みの途中で芯糸にビーズを通し、その上から結び糸で結んで固定します。ビーズは穴の大きさが刺しゅう糸を2本通せるものを選びます。

ミサンガの由来と「切れると願いが叶う」の意味

ミサンガの起源として知られているのが、ブラジル北東部バイーア州サルバドールにあるボンフィン教会のリボン「フィタ・ド・セニョール・ド・ボンフィン」です。バイーア州の地元メディアの解説によると、このリボンは1809年に生まれ、教会のキリスト像の右腕の長さである47cmで作られていたことから、当初は「ボンフィンの寸法(メジダ)」と呼ばれていました。言い伝えでは、左腕に3つの結び目で結び、結び目ごとに1つずつ願いをかけ、使っているうちに自然に切れたときに願いが叶うとされています。

日本では、1993年のJリーグ開幕のころに、選手たちが手首に結んでいたことからサポーターの間に一気に広まりました(集英社の時事用語事典「imidas」1994年版)。刺しゅう糸で編む今のミサンガは、このリボンの「願いを込めて結び、切れるまで付ける」という習慣を受け継いだものです。

手作りしたミサンガをどの手足に付けるか、色にどんな意味を込めるかは、ミサンガの色の意味一覧とつける場所の記事で、6つの出典を比べた色の一覧とつける場所の4区分を紹介しています。

ミサンガ関連の記事はこちらから



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ミサンガの作り方についてよくある質問

Q1.ミサンガは何本の糸で作るのが一番簡単ですか

2本のねじり編みか、3本の三つ編みです。2本のねじり編みは結び糸1本を芯糸に巻きつける「ひと結び」の繰り返しだけで、三つ編みは髪と同じ動きです。4本の平編みは基本形ですが、左右交互に結ぶ分だけ手順が増えます。模様を出したい場合は、6本の斜め編みが最初の一歩になります。

Q2.100均の刺しゅう糸でも作れますか。糸は何番を使いますか

作れます。使うのは「25番刺しゅう糸」で、ダイソーの「刺繍糸(レギュラー、10色セット)」は6本撚り・各色8m・綿100%で税込110円です。オリムパスなどメーカー品の25番刺しゅう糸も「6本撚り・1かせ8m・綿100%」なので、太さと長さの規格は同じです。6本撚りの糸を分けずに、そのまま1本として使います。

Q3.足首に付けるミサンガの長さと糸の長さは?

編む部分は足首周り+2cm程度が目安です。糸の長さは「芯糸=できあがり+40cm、結び糸=その約2倍」の式に、足首周りの分だけ足して計算します。たとえば編む部分を22cmにするなら、芯糸62cm・結び糸124cmが目安で、手首用より1本あたり10cm前後長くなります。

Q4.段ボールで作るときの円盤のサイズと糸の長さは?

直径10cmほどの円に切り込み8か所と中央の穴を開けます。ハマナカの市販品「ミサンガディスク」も直径10cmです。糸は7本、1本あたり60〜70cmが目安で、組みひもは編み進めると長さが縮むので、できあがりの2倍以上を用意します。

Q5.四つ編みのミサンガはどう作りますか

4本の糸を横に並べ、右端の糸を左隣の糸の上に重ねます。次に左端の糸を、右隣の糸の下、さらにその次の糸の上を通して中央へ持ってきます。この2つの動きを交互に繰り返すと、三つ編みより幅のある平らな「平四つ編み」になります。糸の長さは三つ編みと同じく各60cmが目安です。

Q6.名前入りのミサンガは初心者でも作れますか

文字を編み込む方法は、斜め編みの4の字結びと逆4の字結びを図案どおりに打ち分ける上級の技法で、初めての方には向きません。名前を入れたいだけなら、アルファベットのビーズを平編みの芯糸に通して結び込む方法が簡単です。ビーズは刺しゅう糸2本が通る穴の大きさを選びます。

Q7.編んでいる途中で糸が足りなくなったらどうしますか

芯糸が足りない場合は、裏側で新しい糸を固結びして継ぎ、結び目を結び糸で覆うように編み進めれば目立ちません。結び糸が足りない場合は、残りを裏側で固結びし、新しい結び糸を足して続けます。ただし継ぎ目は弱くなりやすいので、最初から「迷ったら長めに切る」のが確実です。

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まとめ

ミサンガの作り方について、必要なもの・糸の長さ・6種類の編み方・段ボールを使う方法をご紹介しました。

  • 必要なものは刺しゅう糸(25番)・マスキングテープ・定規・はさみの4つ
  • 刺しゅう糸は6本撚りのまま1本として使う。ダイソーの糸も同じ規格で税込110円
  • 糸の長さは「芯糸=できあがり+40cm、結び糸=約2倍」。迷ったら長めに切る
  • できあがりは手首周り+1〜2cm。両端に20cmずつ結び代を残す
  • 初めてなら2〜3本のねじり編みか三つ編み。4本の平編みが基本形
  • 斜め編み・V字編みは6本、ハート編みは8本。「4の字結び」を2回ずつが共通の動き
  • 段ボールの円盤(切り込み8か所・糸7本)なら結ばずに丸ひもが組める

 

編み方を1つ覚えるなら平編みです。左右交互に結べば平編み、同じ側から結べばねじり編みと、1つの手順で2種類作れます。同じ力で引き締めることだけ意識すれば、100均の糸でも市販品に近い仕上がりになります。

参考:ルシアン「25番刺しゅう糸で編むミサンガ」(手作りレシピ CR027・PDF)/ルシアン「hidamari ミサンガ」(CH005・PDF)/オリムパス「25番刺しゅう糸」/ダイソーネットストア「刺繍糸(レギュラー、10色セット)」/ハマナカ「組ひもディスク&ミサンガディスク」/bahia.ba「Conheça a história e o significado da Fita do Bonfim」/Wikipedia「ミサンガ」

※糸の長さと所要時間は目安で、引き締める強さや糸の太さで変わります。商品の価格・仕様は2026年9月時点の各公式サイトの表示です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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