宝船に乗った七福神と朝日、梅の花のイラスト

最終更新日:2026年10月18日

新年に七福神めぐりをしたいけれど、2027年はいつまで回れるのか、色紙はいくらなのか気になりますよね。辞書(精選版 日本国語大辞典)は七福神参りを「正月元日から七日までに」七福神をまつった社寺を巡拝することと説明していますが、今の期間はコースごとに主催者が決めています。1月7日までのコースのほか、1月10日まで・成人の日まで・1月中、そして一年中回れるコースもあります。

2027年の期間を公式に発表していたのは、調べた範囲では港七福神(東京都港区・1月1日(金)〜11日(月・祝)の予定)だけでした。京都の定期観光バス「都七福神めぐり」コースも、2027年1月1日〜31日の毎日運行を案内しています。ほかのコースは2026年10月18日の時点で未発表で、2026年1月の実績と「毎年1月1日〜7日」のような公式の決め方から、例年どおりの場合の日付を示しています。

色紙の料金は、300円(柴又・八王子・日野)から3,000円(日本橋の「揃の色紙」・7社の印込み・2026年)まで開きがあり、色紙は無料で御朱印代だけかかる港七福神のような形もあります。順番は、多くのコースで「どこから回ってもよい」と案内されています。所要時間は、東京の歩いて回るコースで約1時間(下谷)から約4時間(浅草名所)が目安で、寺から寺へ歩く時間だけなら柴又は約46分です。淡路島は車で約70kmを回る日帰りコースです。

主催の会・寺社・自治体・観光協会の公式の案内(2026年10月18日確認)をもとに、表で比べた全国42コース(ほかに千葉の7コースなども紹介)の期間・色紙・所要時間と、七福神の名前とご利益、回り方をまとめました。

こちらの記事では、

  • 七福神めぐりはいつ?2027年の期間と、正月だけ・一年中回れるコース
  • 東京の七福神めぐり20コース(日本橋・浅草・谷中・港ほか)
  • 京都の都七福神まいりと泉山七福神巡り(色紙はどこで買う?)
  • 淡路島七福神と関西のコース
  • 鎌倉・江の島、神奈川・埼玉・千葉・北関東、名古屋・長野・広島ほか
  • 七福神の名前・読み方・ご利益と見分け方、順番は決まっている?
  • 色紙・御朱印帳・宝船の違いと料金

 
についてご紹介します。

先に結論だけ知りたい方へ

・七福神めぐりの期間はコースごとに違う。1月7日まで(隅田川・深川・日野など)、1月10日まで(谷中・八王子)、成人の日まで(港・東海)、1月中(柴又など)があり、浅草名所・都七福神・鎌倉江の島・なごやなどは一年中回れる
・調べた範囲で2027年の期間を公式に出していたのは港七福神だけ(1月1日(金)〜11日(月・祝)の予定)。京都の定期観光バスの都七福神コースは2027年1月1日〜31日に毎日運行
・例年どおりなら、1月7日までのコースは2027年1月1日(金)〜7日(木)、1月10日までのコースは10日(日)まで、成人の日までのコースは11日(月・祝)まで
・専用の色紙は300円〜2,000円ほど(印を押し済みの日本橋の「揃の色紙」は3,000円・2026年)で、ほかに御朱印代(1か所100円〜500円)がかかるコースが多い
・順番は多くのコースで自由。何日かに分けてもよいと明記するコースもある(浅草名所・港〔期間中〕など)
・正月以外に回ると、七福神の御朱印や像の拝観が受けられないことがある(港は期間外は御朱印に対応しない、隅田川は1月8日以降は各寺社の御朱印)。出かける前に主催者の案内を確かめる

七福神めぐりはいつ?2027年の期間と、正月だけ・一年中回れるコース

辞書では、七福神参りは正月の行事とされています。精選版 日本国語大辞典は「正月元日から七日までに、一年の福運を祈るため、七福神をまつった社寺を巡拝すること」とし、新年の季語にもなっています。浅草名所七福神も「基本的に七福神巡りは七草(1月7日)までに巡るものとされていますが」と書いたうえで、一年を通して御朱印や授与品を受け付けています。千葉県観光物産協会も「正月の7日までにすると良いとは言われていますが」「いつお出かけしても良いとも言われています」としています。

つまり「1月7日まで」はもともとの習わしで、実際に回れる期間は主催者が決めています。公式の案内にある期間を、決まり方ごとに並べると次のとおりです。

期間の決まり方(公式の書き方) 例年どおりなら2027年は この期間のコース(公式の案内)
元日〜1月7日 1月1日(金)〜7日(木) 毎年と明記:深川七福神(9時〜17時)・日野七福神/2026年の実績:隅田川七福神・亀戸七福神(一部の寺社は3日・15日まで)/年の記載のない案内:調布七福神・荏原七福神
元日〜1月8日 主催者の発表待ち(2026年と同じなら1月1日(金)〜8日(金)) 横浜金澤七福神(2026年の御開帳は1月1日〜8日)
元日〜1月10日 1月1日(金)〜10日(日) 毎年と明記:八王子八福神/台東区の案内:谷中七福神
元日〜1月15日 1月1日(金)〜15日(金) 磯子七福神(めぐりの期間 1月1日〜15日)・下谷七福神の御朱印の受付(そろっての開帳は1月7日まで)
元日〜成人の日 港七福神は発表済み:1月1日(金)〜11日(月・祝)。東海七福神も例年どおりなら11日(月・祝)まで 港七福神(毎年元日から成人の日まで)・東海七福神(元旦から成人の日まで)
1月中 1月1日(金)〜31日(日) 柴又七福神(受付 1月1日〜31日。2021年元旦からの案内)・下谷七福神(台東区の案内は1月31日まで。16日以降の御朱印は社寺で違う)
成人の日の1日だけ 主催者の発表待ち(2027年の成人の日は1月11日) 泉山七福神巡り(京都・泉涌寺。毎年1月の成人の日)
旧正月の3日間(行事) 主催者の発表待ち 淡路島七福神の「七福神まつり」(2026年は2月17日〜19日)
一年中 ― 浅草名所七福神・都七福神まいり・鎌倉江の島七福神・なごや七福神・湘南ひらつか七福神・青梅七福神・城下町古河七福神・大和七福八宝めぐり(御朱印)

「例年どおりなら」の列は、公式の期間を2027年の暦に当てはめたものです。2027年の成人の日は1月11日(内閣府「国民の祝日」)で、1月1日は金曜日、11日は月曜日です(国立天文台の令和9年暦要項)。主催者が期間を変えることもあるので、出かける前に各コースの案内を確かめてください。松の内(正月の松飾りを立てておく期間)については、辞書でも7日までとする説明と15日までとする説明があり、地域で違います。初詣と松の内の考え方は「初詣はいつまで」でまとめています。

2027年の期間がもう出ている七福神めぐりは?

2026年10月18日の時点で、調べたコースのうち2027年(令和9年)の期間を公式に出していたのは港七福神だけです。あわせて、京都の定期観光バスが2027年の運行日を出しています。

コース 2027年(公式) 注意
港七福神(東京都港区) 「令和9年の七福神めぐり期間 1月1日(金)〜11日(月祝)の予定です。」 各日9時〜17時。最終日は集印を始める受付が14時まで。期間外は御朱印に対応しない
京都定期観光バス「開運!都七福神めぐり」 2027年1月1日(金・祝)〜31日(日)の毎日運行。大人13,900円〜14,900円、小児10,400円〜10,900円 都七福神まいりそのものは一年中回れる。2026年版は京都駅烏丸口9時40分発・所要約7時間30分〜8時間

ほかのコースは2027年の案内がまだ出ていません(最新の案内は2026年1月分か、それより前のものです)。

正月以外に回るとどう違う?

一年中回れるコースでも、像の公開や特別な御朱印は正月だけ、というところがあります。逆に、正月のコースでも期間外に受け付けるところがあります。公式に書かれている扱いは次のとおりです。

コース 正月以外の扱い(公式の案内)
日本橋七福神 正月以外の扱いは公式に記載なし(2026年正月の案内では、各神社の参拝は例年どおりで、七福神めぐり以外の授与品・御朱印は神社ごとの対応)
浅草名所七福神 御朱印と授与品は一年中受け付ける(正月期間以外は9時〜16時)。七福神の像の拝観は社寺によって違い、1月中旬ごろまで
都七福神まいり 御宝印は毎日(9時〜16時)。毎月7日は縁日で、金印も授与(金印料なし。2026年は1月7日〜13日の7日間も)
隅田川七福神 色紙と御朱印帳への七福神の揮毫は1月7日まで。8日以降は各社寺のご本尊などの御朱印
港七福神 期間外は御朱印集めに対応しない(宝船の印も期間外は押さない)
八王子八福神 期間外も受付できるが、色紙は在庫がなくなりしだい終了。期間外は八福神を直接拝めない寺院がある
小江戸川越七福神 ご縁日(元日〜7日と毎月1日)以外は、色紙・絵馬とも完成品のみ
元祖山手七福神 瀧泉寺の恵比寿神の開帳は毎月28日と1月1日〜7日だけ
しもふさ七福神 毎月7日が御縁日。御朱印紙の受付は毎日8時30分〜16時
なごや七福神 一年中めぐれる。正月〜節分は行事で混み、手書きの御朱印に対応できないことがある

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東京の七福神めぐり一覧|20コースの期間・色紙・所要時間

東京都内の主なコースを地域ごとに並べました。期間は公式の書き方で、「2026年」とあるものは2026年1月の実績です。料金に年を添えたものは、その年の案内が最新だったものです。

日本橋・浅草・隅田川・深川・亀戸(東部)

コース(区) 寺社 期間 色紙・宝船など 所要時間・距離
日本橋七福神(中央区) 7社。すべて神社 2026年の案内に期間の記載なし(授与品は数がなくなりしだい終了)。各神社への参拝は例年どおりできる 2026年は「揃の色紙」3,000円・「揃の宝船」5,000円(御神像7体付き)を6社で授与。御朱印は初穂料500円 約2時間(中央区観光協会)
浅草名所七福神(台東区・荒川区) 9社寺 一年中(御朱印・授与品) 福笹・色紙・福絵の3種類(料金は公式に記載なし)。無料のスタンプはない 9か所を徒歩でおおむね4時間(参拝の時間を除くと約7km・2時間30分〔2022年の発表〕)
隅田川七福神(墨田区) 6か所(三囲神社に恵比寿神と大国神) 2026年は1月1日〜7日、9時頃〜17時頃(御朱印は16時頃まで・墨田区観光協会) 宝舟1,500円+御分体各500円。新春の特別御朱印1,000円(限定100枚)。色紙と宝舟は多聞寺と三囲神社だけで販売(色紙の料金は記載なし) 公式に記載なし
深川七福神(江東区) 7寺社 毎年1月1日〜7日、9時〜17時 色紙1,000円・御朱印各100円(専用の色紙のみ)・福笹1,000円・お鈴各400円 徒歩約2時間
亀戸七福神(江東区) 6寺社(香取神社に恵比寿神と大国神) 2026年は1月1日〜7日(東覺寺は3日まで、常光寺は15日まで) 2024年の区報:専用色紙500円・御朱印スタンプ各200円(香取神社は2体で500円) 約2時間(江東区観光協会)

日本橋七福神は、2026年の正月は各神社で色紙に印を受けて回る方式をやめ、七社の印を押した「揃の色紙」と「揃の宝船」を授与する形でした。茶ノ木神社では授与品を扱わず、数がなくなりしだい終了です。正月期間は各神社とも激しい混雑が予想され、入場制限をすることがあると案内されています。公式は「巡拝距離も短く、日本で一番巡拝が短時間に参拝できる」としていて、東京メトロの水天宮前駅・人形町駅や都営の人形町駅から歩いて回れます(中央区観光協会)。小網神社は、元旦から1月15日までと1月・2月の土日祝の参拝をできるだけ控えるよう呼びかけています。

浅草名所七福神は、七福神なのに9社寺を回るコースです。公式は、九が「鳩(あつまる)」に通じることなどを理由に挙げ、「9カ所すべてお巡りください」と案内しています。地図は各社寺で無料で配っています。2026年の正月の受付時間は、1月1日が0時〜18時、2日・3日が9時〜18時、4日〜7日が9時〜17時、8日以降が9時〜16時でした。

隅田川七福神は、各社寺で福神の御分体を受けて宝舟にのせていく形で、主催の隅田川七福会は北の多聞寺から回るコースをすすめています。向島百花園(福禄寿尊)は1月1日〜3日は入園無料、4日からは入園料150円で、入園は16時30分までです。

谷中・下谷・千住・柴又・小石川・雑司が谷(北部)

コース(区) 寺社 期間 色紙・御朱印 所要時間・距離
谷中七福神(台東区・荒川区・北区) 7寺 1月1日〜10日(開帳・御朱印) 公式に記載なし 台東区の地図の区間を足すと約4.1km・徒歩約77分
下谷七福神(台東区) 7寺社 そろっての開帳は毎年1月1日〜7日、御朱印は1月1日〜15日の8時〜17時(16日以降は社寺で違う) 専用色紙3種類:500円・600円(御朱印各100円)、1,200円(御朱印各300円)。掲載年の記載なし 徒歩約1時間
千寿七福神(足立区) 7社 2021年は1月1日〜7日、9時〜16時(以降の案内は見つからない) 2021年:宝船色紙2,000円(御朱印代は別)、御朱印は色紙200円・御朱印帳300円 徒歩約2〜3時間(参拝の時間を除く)・約6.0km
柴又七福神(葛飾区) 7寺 1月1日〜31日、9時〜16時(2021年からの案内。掲載年の記載なし) 色紙300円。御朱印は色紙に印だけなら各200円、御朱印帳に墨書きなら各300円 寺から寺までの徒歩を足すと約46分(最後の柴又駅まで含め約52分)
小石川七福神(文京区) 7福神・8か所(弁財天が2か所) 一般の期間は公式に記載なし(区のガイドツアーは2026年1月7日) ツアーは無料(スタンプ台紙は100円)。ツアー中は御朱印を集められない 約3km・2時間15分程度(ツアー)
雑司が谷七福神(豊島区・文京区) 7か所(寿老人の代わりに吉祥天) 期間の記載なし(2026年は1月1日から記念品の企画) 色紙500円(雑司が谷案内処・雑司ヶ谷鬼子母神寺務所) 公式に記載なし

谷中七福神は、台東区が「江戸では最も古い七福神巡礼といわれています」と紹介するコースで、江戸時代中期の宝暦年間(1751〜1764年)に始まったとされます。寺院だけで構成され、不忍池辯天堂(弁財天)から田端の東覚寺(福禄寿)までを回ります。柴又七福神は布袋尊を「宝袋尊」と書くのが特徴で、帝釈天(題経寺)が毘沙門天です。雑司が谷七福神は寿老人の代わりに吉祥天(清土鬼子母神)が入り、布袋尊はビルの中に祀られています。

港・山手・新宿・品川(南部・西部)

コース(区) 寺社 期間 色紙・御朱印 所要時間・距離
港七福神(港区) 8か所(七福神の7社寺+宝船の十番稲荷神社) 毎年元日〜成人の日、9時〜17時(最終日は集印を始める受付が14時まで)。2027年は1月1日〜11日の予定 専用色紙は無料、御朱印代が各500円(8か所で4,000円)。色紙だけの授与はしない 徒歩3〜4時間(約6〜7km)。混雑時は5〜6時間
元祖山手七福神(目黒区・港区) 6寺(妙円寺に福禄寿と寿老人) 目黒区のページに期間の記載なし(瀧泉寺の恵比寿神の開帳は毎月28日と1月1日〜7日) 七福神ダルマ各500円(2023年の区報)。色紙・御朱印代は記載なし(区は開帳期間・御朱印は各寺へ問い合わせるよう案内) 「ゆっくり歩いても1時間ちょっと」(目黒区)
新宿山ノ手七福神(新宿区) 7寺社 区は七福神詣りを「元旦から七日までの間」の行事と説明 朱印代・台紙・尊像は有料(金額の記載なし)。弁財天(厳島神社)は1月8日以降は西向天神社で受付 公式に記載なし
東海七福神(品川区) 7寺社 元旦〜成人の日(年で最終日が変わる)、受付9時〜17時 参拝記念色紙1,000円(2024年12月の案内・変更の場合あり)。七福神宝船は2025年は頒布なし 新馬場〜大森海岸の約4.5km(区間の徒歩を足すと約78分)
荏原七福神(品川区) 7寺社 1月1日〜7日 有料の色紙にスタンプを集めると満願絵馬(料金の記載なし) 公式に記載なし

港七福神は、宝船の巡拝所を含めて8か所を回るのが特徴で、順番は決まっておらず、期間中は日をまたいで回ってもよいとされています。元祖山手七福神は、目黒区の区報で「1(瀧泉寺)から6(覚林寺)の順番に回ると『商売繁盛』祈願、6から1の順番に回ると『無病息災・長寿』祈願ができるといわれています」と紹介されている、順番にいわれのあるコースです。目黒区の文化財のページは、天保9年(1838年)発刊の「東都歳事記」に記録があると紹介しています。

八王子・日野・青梅・調布(多摩)

コース(市) 寺社 期間 色紙・御朱印 所要時間・距離
八王子八福神(八王子市) 8寺(七福神に吉祥天) 毎年1月1日〜10日、9時〜17時(期間外も受付・色紙は在庫まで) 色紙300円、朱印各200円(筆入は各500円) 公式に記載なし
日野七福神(日野市) 7寺 毎年元旦〜1月7日、各寺9時〜16時 色紙300円、御朱印各300円 約13km(市の新春ウォーキングのコース)
青梅七福神(青梅市) 7寺 一年中(各寺9時〜16時) ミニ福色紙500円+朱印各100円、納経色紙400円+朱印各200円(新年1月限定)、版画色紙400円+朱印各100円 公式に記載なし
調布七福神(調布市) 7寺(深大寺に毘沙門天) 1月1日〜7日が特別参拝の期間 公式に記載なし 公式に記載なし

八王子は、2026年1月1日に「八王子七福神めぐり」から「八王子八福神めぐり」に名前が変わりました(巡り方は変わらない)。7年分の色紙を集めると金色の色紙がもらえ(連続でなくてよい)、日野も7年分の色紙で記念の湯呑みがもらえます。八王子の Q&A では、午前中からお昼にかけて混みやすく、15時以降は比較的空いているとされています。

東京でおすすめの七福神めぐりは?短い・一年中・色紙が安いコース

上の表から、条件ごとに当てはまるコースを拾うと次のようになります。

条件 当てはまるコース(公式の案内から。柴又は区間の合計)
短い時間で回りたい 柴又(寺から寺まで約46分)・下谷(約1時間)・元祖山手(1時間ちょっと)・日本橋(約2時間)・深川(約2時間)・亀戸(約2時間)
正月を過ぎてから回りたい 一年中:浅草名所・青梅/1月10日まで:谷中・八王子(八王子は期間外も受付、色紙は在庫まで)/成人の日まで:港・東海/1月15日まで:下谷(御朱印。16日以降は社寺ごと)/1月中:柴又
色紙の費用を抑えたい 柴又(色紙300円)・八王子(色紙300円)・日野(色紙300円)。ただし御朱印代が別にかかる
宝船を集めたい 隅田川(宝舟1,500円+御分体各500円を各社寺で受ける)。日本橋は2026年、御神像7体付きの「揃の宝船」5,000円を1か所で授与(回って集める方式ではない)

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京都の七福神めぐり|都七福神まいりと泉山七福神巡り

京都で「七福神めぐり」として主に案内されているのは、7社寺を回る都七福神まいりと、泉涌寺の山内の寺院を回る泉山七福神巡りの2つです。

都七福神まいりのルート・順番と御朱印の受付時間

都七福神まいりは、事務局(六波羅蜜寺)の公式サイトが「日本最古 都七福神まいり」と名乗るコースで、京都市内から宇治市の萬福寺までの7社寺を回ります。京都市観光協会の案内では年中いつでも回れ、日を分けてもよいとされ、事務局はどこから始めても構わないとしています。特に新春に巡拝すると「七難即滅、七福即生極まりなし」といわれ、功徳が大きいとされています。

福神 社寺 御朱印の受付(公式) メモ
ゑびす神 京都ゑびす神社 8時30分〜16時30分 ―
大黒天 松ヶ崎大黒天(妙円寺) 16時30分まで 地下鉄松ヶ崎駅から徒歩約20分
毘沙門天 東寺 8時30分〜16時30分 御朱印は食堂(じきどう)で。混雑すると受付終了が早まることがある
弁財天 六波羅蜜寺 8時30分〜16時30分 都七福神の御朱印は地蔵堂で。事務局
福禄寿神 赤山禅院 9時〜16時30分 ―
寿老神 革堂 行願寺 16時まで(寺の公式) 都七福神の公式サイトでは16時30分まで
布袋尊 萬福寺(宇治市) 16時30分まで JR・京阪の黄檗駅から徒歩5分

事務局は「御宝印は毎日受け賜っております。(午前九時〜午後四時)」としていて、社寺ごとのページの時間とは少し違います。夕方に回るときは16時までに着くようにすると安心です。御朱印料(押印)は、2024年4月1日から御朱印帳・大護符(色紙)・御軸・押印のみのいずれも500円です。毎月7日は都七福神の縁日で、草創六百年の記念事業として、御宝印に金印も押してもらえます(金印料はかからず、御朱印料500円は別)。

公式の決まった順路はありませんが、京都市観光協会の京都観光Naviぷらすは、京都駅から六波羅蜜寺・ゑびす神社・革堂・赤山禅院・松ヶ崎大黒天・東寺・萬福寺と回る1日のルートを紹介しています。北の赤山禅院と松ヶ崎大黒天を続けて回り、地下鉄と近鉄で南の東寺へ移り、京都市外の萬福寺(宇治市)を最後にする順です。萬福寺は拝観時間に注意するよう案内されています。1月中だけ運行する定期観光バス(2026年版で所要約7時間30分〜8時間・行程の一部はタクシー)を使う方法もあります。

京都の七福神めぐりの色紙はどこで買う?

都七福神まいりの色紙(大護符)・御軸・御宝印帖は、7社寺のどこでも用意されています。京都市観光協会は「はじめに訪れた寺院・神社で大護符という色紙を購入し、御宝印と呼ばれる御朱印をいただきましょう」と案内しています。大護符そのものの値段は、調べた範囲では社寺の公式サイトに載っておらず、京都観光Naviの掲載では「大護符2000円〜」です(これに1か所500円の御朱印料がかかります)。

泉山七福神巡り(泉涌寺)は成人の日だけ

泉山七福神巡りは、泉涌寺の山内の寺院を回る行事で、1951年(昭和26年)から毎年1月の成人の日に行われています。2026年は1月12日の8時〜16時でした。最初に即成院で福笹を受け、七福神の7か寺に新善光寺(愛染明王)と泉涌寺本坊(楊貴妃観音)を加えた9か所を回って、縁起物を笹に付けていきます。2026年は、あま茶(天茶)やゆず茶、こぶ茶、小豆粥の無料の接待もありました(数に限りあり)。

泉涌寺は「日本で初めて七福神巡りをしましたのが、泉山七福神巡りです」としています。都七福神まいりも「日本最古」と案内していて、どちらが最初かは資料によって言い方が違います。2027年の成人の日は1月11日ですが、開催の案内は2026年10月18日の時点ではまだ出ていません。2026年は1月9日〜31日に、福笹セットと9か寺の色紙のオンライン授与もありました。

このほか、天龍寺では節分の当日に塔頭7か所を回る七福神めぐりがあり(2026年は2月3日・福笹と絵馬2,500円)、寿老人と布袋尊の代わりに不動明王と稲荷大明神が入ります。伏見の「京都伏見福めぐり」(4社寺・2026年は1月1日〜15日)は七福神めぐりではありません。

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淡路島七福神と関西の七福神めぐり

淡路島七福神の順番・所要時間と色紙(宝帳)

淡路島七福神は、島内の7つの寺を回るコースです。淡路島観光協会は「七福神を祀る寺院を車で巡拝する総距離約70kmの日帰りコース」として、次の順のモデルコースを紹介しています。

順(モデルコース) 寺 福神 次の寺まで(車の目安)
A 八浄寺 大黒天 30分
B 智禅寺 弁財天 10分
C 長林寺 福禄寿 30分
D 護国寺 布袋尊 5分
E 萬福寺 恵美酒神 15分
F 覚住寺 毘沙門天 35分
G 宝生寺 寿老人 ―

移動の目安を足すと約2時間5分で、これに各寺での参拝の時間と、島までの往復が加わります。全体の所要時間は公式に載っていません。八浄寺は淡路島七福神霊場の総本院で、8時〜17時・年中無休です。奉納金を納めると「淡路島七福神ハッピー券」がもらえ、御朱印を受ける七福神の御影入りの宝帳や、掛軸の御尊軸は各寺で買えます(いずれも金額は公式に記載なし)。

毎年旧正月の3日間には「七福神まつり」があり、2026年は2月17日〜19日でした。通年と明記した公式の案内は見つかりませんでしたが、淡路島観光協会の寺のページでは、萬福寺を除く6寺が休みを「無休」としています(萬福寺のページには記載なし)。各寺の受付時間は寺ごとに確かめてください(智禅寺は8時〜17時、お参りは24時間)。

大阪・阪急沿線・神戸・兵庫・奈良の七福神めぐり

コース(地域) 寺社 期間 色紙・御朱印 所要時間・距離
大阪七福神(大阪市) 7社寺(今宮戎神社など。四天王寺布袋堂が第1番) 公式に記載なし 大阪観光局の2019年3月の取材:色紙代1,500円+御朱印代300円 公式に記載なし
阪急沿線西国七福神(豊中・箕面・池田・宝塚) 7社寺(第一番は萩の寺〔東光院〕の毘沙門天) 阪急の「福めぐり巡礼ウオーク」は2023〜2026年とも1月7日 2026年のウオーク:大福帳300円か集印用紙(無料)、朱印料は各500円(7社寺で3,500円)、集印は9時〜16時 約7.7km(ウオーク)
神戸七福神(神戸市) 7寺社(須磨寺・長田神社・湊川神社・生田神社など) 公式に記載なし 専用の朱印帳・七福神宝船色紙・福札がある(料金の記載なし) 車なら1日、公共交通なら1泊2日(神戸観光局・2022年)
兵庫七福神(神戸市兵庫区) 7寺社 公式に記載なし 宝船の台座は和田神社だけで授与。スタンプは無料 歩いて半日(神戸観光局・2023年)
大和七福八宝めぐり(奈良県) 8社寺(大神神社・長谷寺・談山神社・安倍文殊院・朝護孫子寺・當麻寺中之坊・岡寺・おふさ観音) 御朱印は「期限に関係なくいつでも」 御朱印料は1社寺あたり、御朱印500円・掛軸500円・お福掛け300円(掛軸などの台は別) 1泊2日か日帰り2回

大和七福八宝めぐりのお福掛けは、お福掛けに御朱印(1社寺300円)を受けて回る方に、毎年3月末日まで先着1万名へ無料で渡され、8社寺のどこでも受け取れます。神戸七福神の大龍寺の前に停まる市バスは、4〜11月の土日祝だけの運行です(神戸観光局・2022年)。阪急のウオークの日以外に大福帳を受けられる場所は、公式の案内に載っていません。朱印の受付時間は七福神会の事務局(萩の寺)が問い合わせ先です。

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鎌倉・江の島、関東・中部ほかの七福神めぐり

鎌倉・江の島七福神は8か所・一年中

鎌倉・江の島七福神は、主催の鎌倉 江の島七福神会が「お正月に限らず、鎌倉・江の島七福神は、1年を通して参拝できます」と案内するコースです。弁財天を祀る寺社が鶴岡八幡宮(旗上弁財天)と江島神社(江島弁財天)の2つあるため、8か所を回ります。

福神 寺社 受付時間(リーフレット) 拝観料など(大人)
大黒天 長谷寺 8時〜16時30分頃 400円
福禄寿 御霊神社 9時〜15時30分 宝蔵庫100円
布袋尊 浄智寺 9時〜16時30分 200円
弁財天 鶴岡八幡宮(旗上弁財天社) 9時〜16時 ―
毘沙門天 宝戒寺 9時30分〜16時 300円
寿老人 妙隆寺 10時〜16時(1月は9時から。2〜12月は12時〜13時休憩) ―
夷尊神(恵比寿) 本覚寺 9時〜16時 ―
弁財天 江島神社 8時30分〜17時 奉安殿200円

御朱印は各500円です(江島神社は2026年8月1日に300円から500円に変わりました)。専用の御朱印色紙500円、飾り色紙1,000円、御朱印帖1,500円、屏風型御朱印帖3,000円があり、授与品を扱わない寺社もあります。お参りのときは、七福神の御朱印を希望すると申し出るよう案内されています。リーフレットは「1日コースで巡拝できます」としていて、長谷(長谷寺・御霊神社)→北鎌倉(浄智寺)→鶴岡八幡宮・宝戒寺・妙隆寺・本覚寺→江ノ島(江島神社)と、江ノ電とJRを使う順を紹介しています。受付時間が15時30分までの寺社もあるので、早めに出ると回りやすくなります。

神奈川・埼玉・千葉・北関東のコース

コース(市区) 寺社 期間 色紙・御朱印 所要時間・距離
磯子七福神(横浜市磯子区・南区) 7寺 めぐりの期間は1月1日〜15日(2026年も)。期間外は各寺へ 公式に記載なし 公式に記載なし
横浜金澤七福神(横浜市金沢区) 7寺社 2026年の御開帳は1月1日〜8日、9時〜16時 公式に記載なし 公式に記載なし(車での参詣は遠慮するよう案内)
湘南ひらつか七福神(平塚市) 7寺社 一年中(寺社の行事の日を除く)、10時〜16時 色紙500円(市民プラザは550円)、御朱印各300円(持参の御朱印帳は500円) ガイドツアーの1日コースで約10km
小江戸川越七福神(川越市) 7寺(一番 妙善寺〜七番 妙昌寺) ご縁日は元日〜7日と毎月1日、9時〜16時 色紙1,500円(公式の内訳の表記は台紙500円・朱印各100円)、絵馬3,000円 約6km・徒歩で半日
武州与野七福神(さいたま市中央区) 7寺社 2024年は1月1日〜3日 公式に記載なし 約2時間
しもふさ七福神(成田市) 6寺と成田ゆめ牧場(福禄寿) 毎月7日が御縁日。受付は毎日8時30分〜16時 御朱印紙350円、御朱印代各200円 歩くと約17.5km。車で1〜2時間程度(千葉県観光物産協会)
城下町古河七福神(茨城県古河市) 9か所(弁財天が3か所) 一年中(巡拝と台紙の販売)。2026年の催しは1月11日 押印台紙300円・押印済み台紙1,000円 約3.5km・2時間程度
足利七福神(栃木県足利市) 7寺社(1番 鑁阿寺〜7番 福厳寺) 市のページに記載なし 市のページに記載なし 約8km・徒歩3時間15分

千葉県観光物産協会は、県内のほかの七福神めぐりとして7コースを紹介しています。所要時間の目安は、市川が徒歩で5時間10分程度、佐倉が徒歩で2時間程度、松戸が車で3時間程度(電車・バスで約5〜6時間)、ながれやまが車で半日程度、いんざいが車で2時間程度、茂原が車で1〜2時間程度、上総が車で2時間30分程度です。料金は掲載されておらず、期間については「受付など、期間を制限している地域もございます」とあります。

名古屋・長野・広島・別府・仙台のコース

コース(市) 寺社 期間 色紙・御朱印 所要時間・距離
なごや七福神(名古屋市) 7寺(笠寺観音・大須観音・興正寺など) 一年中、9時〜16時 宝印帳1,500円から、三つ折り色紙・大色紙各1,800円から。朱印のみ200円から(墨書と朱印は500円から) 公式に記載なし
善光寺七福神(長野市) 7寺社(番外に善光寺) 公式に記載なし(御朱印の受付は8時〜16時) 専用色紙900円、朱印各100円(番外の善光寺は200円)。自分で押す所もある 約2.5km・約2時間10分
広島二葉山山麓七福神(広島市東区) 7寺社(饒津神社・広島東照宮など) 公式に記載なし 公式に記載なし 広島駅新幹線口から2時間足らず(鶴羽根神社)
鶴見山上の七福神めぐり(別府ロープウェイ・大分県別府市) 鶴見山上の遊歩道沿いの7か所 ロープウェイの運行時間内(冬季〔11月15日〜3月14日〕は上りの最終16時30分) ロープウェイの大人往復1,800円(2023年2月1日現在) 公式に記載なし
奥州仙臺七福神(仙台市) 7寺社 公式に記載なし 御朱印は各寺社で志願金300円 公式に記載なし

なごや七福神は、宝印帳で7つのお寺を7回めぐるごとに記念絵馬が授与され、例年1月中に色紙で満願すると記念の土鈴が授与されます(数に限りあり)。広島二葉山山麓七福神は、毎月28日に「二葉の里歴史の散歩道」のボランティアによる定期ガイドがあり、七福神のコースはその中の1つです。

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七福神の名前・読み方・ご利益|見分け方と順番

七福神は、恵比須・大黒天・毘沙門天・弁財天・布袋・福禄寿・寿老人の7神です。ブリタニカ国際大百科事典によると、日本の神は恵比須だけで、大黒天・毘沙門天・弁財天はインド、布袋・福禄寿・寿老人は中国に由来します。姿と持ち物で見分けると次のとおりです。

名前(読み) 由来 姿・持ち物 ご利益(辞典・寺社の説明)
恵比須(えびす) 日本 右手に釣りざお、左わきに鯛。恵比寿・夷・戎・蛭子とも書く 商売繁盛・豊漁・豊作をもたらす福徳の神
大黒天(だいこくてん) インド 米俵の上に乗り、頭巾をかぶり、打ち出の小槌を持ち、大きな袋を担ぐ 福徳や財宝を与える神とされる。奈良の長谷寺は、打ち出の小槌は宝物を生み、袋には財宝、米俵は五穀豊穣の象徴と説明
毘沙門天(びしゃもんてん) インド 甲冑を着け、左手に宝塔、右手に矛か宝棒 財宝を施す神(施財天)
弁財天(べんざいてん) インド 琵琶を弾く天女の姿で表されることが多い。弁才天・辯才天とも書く 音楽・弁舌・財福・智慧。日本では財福の神として「弁財天」と書くようになった
布袋(ほてい) 中国 太鼓腹で、日用品を入れた袋と杖を持つ。唐の末の禅僧・契此がモデル 辞典に具体的な記載はない(弥勒の化身ともいわれる)。都七福神では諸縁吉祥
福禄寿(ふくろくじゅ) 中国 背が低く頭が長い。経巻を結んだ杖を持ち、鶴を従える 幸福・俸禄・長寿の三徳
寿老人(じゅろうじん) 中国 団扇と巻物をつけた杖を持ち、鹿や鶴を連れる 長寿を授ける

ご利益の列は、辞典(コトバンク収録の精選版 日本国語大辞典・デジタル大辞泉・日本人名大辞典+Plus など)の説明です。京都の都七福神まいりでは、京都市観光協会が各福神を、ゑびす神=商売繁盛、大黒天=開運招福、毘沙門天=七福即生、弁財天=福徳自在、福禄寿神=延寿福楽、寿老神=不老長寿、布袋尊=諸縁吉祥と紹介しています。

福禄寿と寿老人は混同されることがあり、日本大百科全書によると、寿老人を福禄寿と同じ神として除き、吉祥天を加えることもあります。世界大百科事典は、近世には吉祥天か猩々(しょうじょう)を加えたこともあったとしています。東京の雑司が谷七福神(寿老人の代わりに吉祥天)や八王子八福神(七福神に吉祥天を加えた8体)も、吉祥天を入れたコースです。

七福神は室町時代の初めにはできあがっていたとされ、1420年(応永27年)には七福神の風流行列が行われた記録があります(日本大百科全書)。「七難即滅、七福即生」の説に基づくといわれ(精選版 日本国語大辞典)、竹林の七賢などにならって室町時代に「七」にそろえたという説明もあります(ブリタニカ国際大百科事典)。

七福神めぐりの順番は決まっている?

多くのコースは、順番に決まりはないと公式に書いています。浅草名所七福神は「巡る順番はご自由です。どのお寺や神社から始められても構いません」、隅田川七福神は「いずれの神様からお参りしても結構」、日本橋七福神は「出発点は定めておりません」としています。深川・港・八王子・湘南ひらつか・都七福神・なごや・奥州仙臺も、どこから始めてもよいと案内しています(大阪七福神は大阪観光局の紹介)。

一方で、札所の番号を付けているコースもあります。小江戸川越七福神(一番 妙善寺〜七番 妙昌寺)、足利七福神(1番 鑁阿寺〜7番 福厳寺)、阪急沿線西国七福神(第一番 萩の寺)などです。番号どおりに回らないとご利益がない、という公式の案内は見当たりませんでした。元祖山手七福神の「回る向きで祈願が変わる」は、区報が「といわれています」と紹介しているいわれです。

宝船と七福神の初夢

宝船は、七福神や宝物をのせた船の絵です。辞典によると、正月2日の夜にこの絵を枕の下に敷いて寝るとよい初夢を見るとされ、古くは大晦日や元日、節分の夜に敷いたこともあります。隅田川七福神のように、めぐりの授与品として宝船に福神の像を集めていくコースもあります。

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七福神めぐりの回り方|色紙・御朱印帳・宝船の違いと料金

多くのコースの流れは、①最初に訪れた寺社で色紙などの授与品を受ける、②各寺社でお参りして印を受ける、③期間と受付時間のうちに回り終える、の3段階です(京都市観光協会は「はじめに訪れた寺院・神社で大護符という色紙を購入し」と案内)。授与品の形はコースごとに違い、調べた範囲ではどれが正式という決まりはなく、主催者が用意している形で受けます。

受け方 中身 コースの例と料金(公式)
専用の色紙に御朱印を集める 最初の寺社で色紙を受け、回るごとに印を押してもらう 深川(色紙1,000円+各100円)・柴又(300円+印だけ各200円)・八王子(300円+各200円)・日野(300円+各300円)・鎌倉江の島(500円+各500円)・善光寺(900円+各100円)・湘南ひらつか(500円+各300円)
色紙は無料で御朱印代だけ 色紙は無料だが、印ごとに御朱印代がかかる 港(各500円・8か所で4,000円。色紙だけの授与はしない)
印を押し済みの色紙を受ける 回らずに1か所で受けられる形 日本橋「揃の色紙」3,000円(2026年)・古河の押印済み台紙1,000円・川越はご縁日以外は完成品のみ(1,500円)
宝船・絵馬に像を集める 宝船(台座)や絵馬の板に、各寺社の福神の像をのせていく 隅田川(宝舟1,500円+御分体各500円)・日本橋「揃の宝船」5,000円(7体付き・2026年)・川越の絵馬3,000円(板900円+ご分体各300円)・兵庫七福神(宝船は和田神社だけ)
福笹に縁起物を付ける 笹に各寺社の絵馬や縁起物を付けていく 浅草名所(料金は記載なし)・深川(福笹1,000円)・泉山七福神巡り(即成院で福笹を受ける)
御朱印帳に受ける 専用の帳や手持ちの御朱印帳に受ける 都七福神(御朱印帳への御朱印料は1か所500円)・なごや(宝印帳1,500円から)・鎌倉江の島(御朱印帖1,500円)・善光寺(手持ちの帳にも押せる)・柴又(帳に墨書き各300円)
無料のスタンプ 子ども向けのスタンプ用紙など 八王子(小学生以下は無料のスタンプめぐり)・兵庫七福神(スタンプ無料)。浅草名所は無料のスタンプはない

御朱印帳で受けられるかどうかもコースで違います。隅田川七福神のように、御朱印帳でも七福神の御朱印は正月の期間だけというコースもあります。手持ちの御朱印帳を使いたいときは、各コースの案内で確かめてください。

回るときに気をつけること

  • 受付は16時〜17時ごろに終わるところが多い(都七福神の事務局は16時まで、なごやは16時まで、港は17時までで、最終日は集印を始める受付が14時まで)。午後から出るときは最後の寺社の時間に注意する
  • 色紙を受ける場所はコースで違う。なごや・八王子は全寺院で買える一方、隅田川は多聞寺と三囲神社だけ、日本橋は茶ノ木神社では扱わない
  • 色紙や記念品は在庫がなくなりしだい終わることがある(日本橋の揃の色紙・八王子の色紙・なごやの土鈴など)
  • 御朱印とは別に拝観料がかかる寺社がある(鎌倉の長谷寺400円・宝戒寺300円・浄智寺200円など)
  • 正月は混む。日本橋は入場制限をすることがあり、八王子は午前中からお昼にかけて混みやすく15時以降は比較的空いているとしている
  • 車で行くときは、寺社ごとの駐車場の有無を確かめる(八王子は傳法院に専用駐車場がない、横浜金澤は車での参詣を遠慮するよう案内)

参拝は、それぞれの神社・お寺の作法に従います。七福神めぐりに特有の参拝の作法を書いた主催者の案内は見当たりませんでした。

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七福神めぐりについてよくある質問

Q. 七福神めぐりは1月7日までに回らないといけませんか?

決まりではありません。辞書では正月7日までの行事とされていますが、浅草名所七福神のように一年中御朱印を受け付けるコースもあります。ただし、隅田川(1月7日まで)や深川(毎年1月1日〜7日)のように、七福神の御朱印や像の公開を正月の期間に限るコースもあります。回りたいコースの期間を先に確かめてください。

Q. 七福神めぐりは1日で回らないといけませんか?

1日で回らなくても構わないとするコースがあります。浅草名所七福神は「何日間かに分けて御参拝頂いても結構です」、港七福神は「期間中は日を跨いでの巡拝も可能です」、都七福神まいりも京都市観光協会の案内で何日かに分けてもよいとされています。ただし期間が決まっているコースでは、期間内に回り終える必要があります。

Q. 七福神めぐりの所要時間はどれくらいですか?

東京の歩いて回るコースでは、公式の目安で約1時間(下谷)から約4時間(浅草名所・9か所)です。寺から寺へ歩く時間だけなら柴又は約46分で、日本橋は公式が「日本で一番巡拝が短時間に参拝できる」としています。港は3〜4時間(混雑時は5〜6時間)、深川・亀戸は約2時間です。鎌倉・江の島は電車を使って1日、淡路島は車で約70km、都七福神を定期観光バスで回ると約7時間30分〜8時間(2026年版)です。正月は御朱印の待ち時間が長くなることがあるので、余裕をみて出かけてください。

Q. 七福神めぐりの色紙はいくらですか?

公式に料金が載っているコースでは、色紙そのものは300円(柴又・八王子・日野)〜2,000円ほど(深川・東海は1,000円、なごやは1,800円から、千寿の宝船色紙は2,000円〔2021年〕)で、別に御朱印代が1か所100円〜500円かかるコースが多いです。日本橋の「揃の色紙」(2026年)は印を押し済みで3,000円、都七福神の大護符は京都観光Naviの掲載で2,000円からです。料金は年によって変わることがあるので、最新の案内で確かめてください。

Q. 回り終えた色紙はどうすればいいですか?

なごや七福神は、開運の願いを込めた絵柄なので粗末にならない場所に飾るよう勧めていて、大色紙は立てかけるか額に入れて飾れるとしています。阪急沿線西国七福神の萩の寺(東光院)は、一年を無事に過ごせたら古いものを納めて、改めて朱印を受けるよう案内しています。全国共通の決まりは見当たらず、お焚き上げしなければならないという公式の案内もありませんでした。扱いに迷ったら、受けた寺社に相談するのが確実です。

Q. 七福神のうち日本の神様はどれですか?

恵比須(えびす)だけです。ブリタニカ国際大百科事典によると、大黒天・毘沙門天・弁財天はインド、布袋・福禄寿・寿老人は中国に由来します。大黒天は日本に伝わる際に大国主命と習合したといわれます(奈良・長谷寺の説明)。

Q. 「七難即滅、七福即生」とはどういう意味ですか?

七つの災難が消え、七つの福が生じるという意味の言葉で、七福神はこの説に基づくといわれています(精選版 日本国語大辞典)。七難の中身は経典によって違い、仁王経では日月の異変・星の異変・火災・水害・暴風・日照り・盗賊の7つが挙げられています。都七福神まいりでも、この言葉が新春の巡拝のいわれとして紹介されています。

Q. 京都の都七福神は一年中回れますか?

回れます。都七福神まいりの事務局は御宝印を毎日(9時〜16時)受け付けていて、京都市観光協会も「年中いつでもしていただけます」と案内しています。毎月7日の縁日には、草創六百年の記念事業として御宝印に金印も押してもらえます(金印料はかからず、御朱印料500円は別)。京都定期観光バスの都七福神のコースは1月だけの運行(2027年は1月1日〜31日)です。

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まとめ

  • 七福神めぐりは正月の行事とされるが、期間はコースごとに主催者が決める。1月7日まで・10日まで・成人の日まで・1月中のコースがあり、浅草名所・都七福神・鎌倉江の島・なごやなどは一年中回れる
  • 調べた範囲で2027年の期間を公式に出していたのは港七福神(1月1日(金)〜11日(月・祝)の予定)だけ。京都定期観光バスの都七福神コースは2027年1月1日〜31日
  • 例年どおりなら、1月7日までのコースは2027年1月1日(金)〜7日(木)、10日までのコースは10日(日)まで
  • 色紙は300円〜2,000円ほどで、御朱印代が1か所100円〜500円かかることが多い。日本橋の揃の色紙は3,000円(2026年)、港は色紙無料で御朱印8か所4,000円
  • 順番は多くのコースで自由。番号のあるコースもあるが、番号どおりでないとご利益がないという公式の案内はない
  • 所要時間は東京の徒歩のコースで約1〜4時間(正月の混雑時はさらにかかる)。鎌倉・江の島は1日、淡路島は車で約70km
  • 受付は16時〜17時ごろまでのところが多く、正月は混む。色紙や記念品は数に限りがあることもある

 

七福神めぐりは、同じ「七福神」でもコースによって期間も授与品の形もかなり違います。出かける前に、回りたいコースの主催者の案内で2027年の期間と受付時間を確かめてください。正月を過ぎてもよければ、一年中回れるコースを選ぶと混雑を避けやすくなります。

出典:コトバンク(七福神)・(七福神参)・(宝船)・(恵比須)・(大黒天)・(毘沙門天)・(弁才天)・(布袋)・(福禄寿)・(寿老人)・(七難)/内閣府(国民の祝日)・国立天文台(令和9年暦要項)/日本橋七福神・中央区観光協会・浅草名所七福神・(お正月の受付時間)・(2022年の発表)・隅田川七福神・(御開帳)・(巡拝コース)・墨田区・墨田区観光協会・深川七福神・(巡り方)・江東区観光協会・江東区報(2024年)・台東区・台東区観光(谷中七福神)・飛不動尊(下谷七福神)・(色紙)・足立区観光交流協会・葛飾区観光協会・文京区・法明寺(雑司が谷)・(雑司が谷七福神 PDF)・雑司が谷案内処・港七福神・(御朱印)・十番稲荷神社・目黒区・(山手七福神)・新宿区・しながわ観光協会・(年間行事)・八王子八福神会・(Q&A)・日野市・青梅七福神・(受付時間)・調布市/都七福神まいり・京都観光Navi・(1月の行事)・京都観光Naviぷらす・京阪バス(定期観光バス)・京阪電車(2026年版)・泉涌寺・京都観光Navi(泉山七福神巡り)・天龍寺・京都観光Navi(天龍寺 節分会)・京都観光Navi(京都伏見福めぐり)/淡路島観光協会・(八浄寺)・(智禅寺)・(七福神まつり)・八浄寺・大阪観光局・阪急電鉄・萩の寺・神戸観光局・(神戸七福神 後編)・(兵庫七福神)・大和七福神八宝霊場・長谷寺(奈良)/鎌倉 江の島七福神会・鎌倉市観光協会・(七福神の紹介 PDF)・横浜市磯子区・横浜市金沢区・平塚市・小江戸川越七福神霊場会・さいたま市中央区(2024年1月)・成田市観光協会・千葉県観光物産協会・古河市観光協会・足利市/なごや七福神霊場会・(よくあるご質問)・(ご朱印とめぐり方)・ながの観光コンベンションビューロー・(善光寺七福神)・広島市東区・鶴羽根神社・別府ロープウェイ・(料金)・奥州仙臺七福神霊場会(いずれも2026年10月18日確認)

※七福神めぐりの期間・受付時間・授与品の料金は、各コースの主催者や寺社が毎年決めています。記事中の「2026年」は2026年1月の実績、年を添えた料金はその年の案内によるもので、変わっている場合があります。2027年の期間は、記事中で発表済みとしたもの以外、調べた範囲では未発表です(2026年10月18日時点)。参拝の作法にも寺社ごとの違いがあります。最新情報は各主催者・寺社の公式サイトでご確認ください。