棚に飾られた雛人形と和紙・桐箱・桃の花のイラスト

最終更新日:2026年10月18日

飾らなくなった雛人形をどう処分すればいいのか、供養は必要なのか迷いますよね。処分の方法は大きく分けて、①神社・お寺の人形供養に納める、②日本人形協会の人形感謝(供養)代行サービスに郵送する、③自治体のごみとして出す、④譲る・寄付する、の4つです。供養をしなければならないという決まりは、今回調べた範囲では見当たらず、日本人形協会も社寺の人形供養に「納めるのがよいでしょう」と勧めています。

費用の目安は、寺社の人形供養が1体500円ほどから、七段飾り一式や大きな箱1つで2万円ほど(表の寺社では3,000円〜5,000円前後が多く、体数・袋・箱・重さで決めます)、日本人形協会の代行が一箱5,000円+ゆうパック料金(送料は自分で負担)です。協会の代行は一年中申し込めますが、供養は毎年10月頃の1回で、9月末までに代金を払った分がその年の供養になります。2026年10月〜2027年9月末に払う分は、2027年10月頃の供養です。

気をつけたいのは、ガラスケース・台座・屏風・道具類です。日本人形協会も多くの寺社も人形本体しか受け付けず、部品は自治体の分別に従って出すよう案内しています。また、明治神宮の古神符納所や神田明神・太宰府天満宮のように、人形を受け付けない神社も少なくありません。

寺社・日本人形協会・自治体の公式の案内(一部は観光協会の案内。2026年10月18日確認)をもとに、全国47か所の人形供養(寺社と人形組合の行事)の受付日・料金・郵送の可否と、人形を受け付けない寺社、部品のごみの出し方、寄付の受付状況をまとめました。

こちらの記事では、

  • 雛人形の処分方法4つ(費用・手間・供養の時期の比較)
  • 供養は必要?何歳まで飾る?処分する時期は?
  • 雛人形を供養できる神社・お寺一覧(関東・東海・近畿・北海道〜九州)と2027年の行事日
  • 人形を受け付けない神社と、持って行く前に確かめること
  • 日本人形協会の人形感謝(供養)代行の手順と料金
  • ガラスケース・台座・屏風のごみの出し方(主要都市の分別)
  • 雛人形の寄付先と、五月人形・ぬいぐるみの処分

 
についてご紹介します。

先に結論だけ知りたい方へ

・処分の方法は寺社の人形供養・日本人形協会の郵送の代行・自治体のごみ・譲る/寄付の4つ。供養をしなければならないという決まりは見当たらない
・寺社の人形供養は3,000円〜5,000円前後が多い(1体500円の例から、七段飾り一式などで2万円の例まで)。通年で受け付けるところと、行事の日だけのところがある。郵送できない寺社もある
・日本人形協会の代行は一箱5,000円+ゆうパック料金(追加1箱2,000円)。供養は毎年10月頃で、2026年10月〜2027年9月末の支払い分は2027年の供養
・ガラスケース・台座・屏風・道具類は、協会も多くの寺社も受け付けない。外して自治体の分別で出す(別料金で受ける寺社もある)
・費用を抑えるなら自治体のごみ(燃やすごみなどに出せる大きさなら粗大ごみの手数料はかからない。指定袋が有料の自治体はある)。寺社の人形供養で「無料」と書いたところは見つからなかった
・明治神宮の古神符納所・神田明神・日枝神社・太宰府天満宮などは人形を受け付けない。今回調べたどんど焼きも、ほとんどが人形を不可としている
・寄付は、今回確かめた受け入れ先(勝浦市・鴻巣市のひな祭り)がどちらも有料で、年に一度の募集の先着順

雛人形の処分方法4つ|費用・手間・供養の時期を比較

4つの方法を、公式に書かれている費用と手間で比べると次のとおりです。

処分の方法 費用の目安(公式) 手間・時期 ガラスケース・台座など
寺社の人形供養に
納める
1体500円ほど〜2万円ほど。3,000円〜5,000円前後が多い(寒川神社は1,000円以上、上野天満宮は5キロまで3,000円、住吉大社は10,000円、長福寿寺の七段飾りは2万円) 通年で受け付ける寺社と、行事の日だけの寺社がある。郵送・宅配を受ける寺社と受けない寺社がある 受け付けない寺社が多い(別料金で受ける寺社もある)
日本人形協会の
代行に送る
一箱5,000円+ゆうパック料金(送料は自分で負担)。1箱に入らなければ追加1箱ごとに2,000円 電話かWebで申し込み、届いたキットで梱包して送る。供養は毎年10月頃の1回 受け付けない(人形本体だけ)
自治体のごみに
出す
燃やすごみなどに出せる大きさなら粗大ごみの手数料はかからない(指定袋が有料の自治体はある)。粗大ごみは1点200円〜(東京都中央区)など 自治体の分別に従う。大きさで粗大ごみ(事前申し込み)になる 素材ごとに分けて出せる
譲る・寄付する 今回確かめたひな祭りの寄贈は有料(勝浦市は保管整理料20,000円か30,000円、鴻巣市は2026年分で協賛金5,000円〔供養料を含む〕) 募集は年1回で先着順。勝浦市の2027年分は締め切り済み、鴻巣市は毎年1月に募集 ガラスケース入りは不可(勝浦市は屏風・台座などの付属品も受ける)

選び方の目安は、近くに人形供養を受ける寺社があって持ち込めるなら寺社、近くにない・持って行けないなら日本人形協会の代行か郵送を受ける寺社、費用を抑えたいなら自治体のごみ、まだ飾れる状態で人に飾ってほしいなら寄付です。どの方法を選んでも、ガラスケースや台座などの部品は自治体のごみとして出すことが多くなります。なお、買取や不用品回収などの業者のサービスは、この記事では扱っていません。

雛人形の供養はしなければいけない?

供養を義務とする決まりは、今回調べた寺社・団体の公式には見当たりませんでした。日本人形協会は、人形は昔から「生命あるもの」として扱われてきたと説明したうえで、役目を終えた人形は全国の社寺の人形供養に「若干の供養料を添えて納めるのがよいでしょう」と勧めています。

一方で、寺社や神社庁の中にも、ごみとして出すことを前提に清め方を案内しているところがあります。

  • 城南宮(京都市):人形・ぬいぐるみの供養やお焚き上げは受け付けておらず、清めの御砂で清めてから地域のごみ出しのルールで出すよう案内
  • 北海道神宮(札幌市):処理に迷う物は、神社で物品清祓の祈祷を受けるか、自分で御塩をかけて清めてから処理するよう案内
  • 東京都神社庁:神社境内のお焚き上げは一般にお神札とお守りが対象で、人形は扱わないとし、人形供養をする寺院に持ち込むか、神職にお祓いしてもらってから処分する方法を挙げている

「供養しないと災いがある」「ごみに出すと縁起が悪い」といった記述も、今回調べた寺社・団体の公式には見当たりませんでした。気持ちの区切りをつけたい方は供養を、費用や手間を抑えたい方は自治体のごみを、と考え方に合わせて選んで構いません。

雛人形は何歳まで飾る?処分する年齢と時期

何歳まで飾る、何歳で処分するという決まりは、日本人形協会と今回調べた寺社の公式には書かれていません。協会は、人形を手放すときの例として「お子さまが成人・独立されて不用になったり、壊れたりするなど」を挙げています。

協会は雛人形を、その子の身代わりとなって災いを防ぐ「守り神のような存在」と説明しています。大人になってからについても、重陽の節句に大人の女性が自分の幸せを願って「後の雛」を飾るのがふさわしいともいえる、としています。協会の説明からは、大人になってからも雛人形を持ち続け、飾る考え方があることが分かります。

処分する時期についても、日本人形協会・寺社の公式に決まりは書かれていません。片付けのときに手放すかどうかを決めると、箱を次のひな祭りまで置いておかずに済みます。協会はしまう時期を「3月3日から4月上旬までの間の、とくに天気の良い日」と勧めています。ただし受付に休みの期間がある寺社もあるので、持ち込む前に確かめてください。

  • 年末年始に受け付けないところがある(上野天満宮は12月25日〜1月25日、所澤神明社は12月22日〜2月4日、由加神社本宮は12月25日〜2月12日)
  • ひな祭りの直前を外すところがある(淡嶋神社は加太観光協会のサイトにある案内で、2月20日〜3月3日と12月20日〜1月3日、それに仏滅の日は受け付けない)
  • 冬に受け付けないところがある(門戸厄神は11月20日〜2月末。受付は3月1日から)
  • 日本人形協会の代行は、9月末までに代金を払った分がその年10月頃の供養になる

▲ 目次に戻る

雛人形を供養できる神社・お寺一覧|受付日・料金・郵送の可否

公式サイトなどで受付の方法を確かめられた寺社を、地方別に並べました。料金は2026年10月18日時点の公式の案内で、年の記載がないものが多いので、持ち込む前に最新の案内で確かめてください。表の「記載なし」は公式に書かれていないという意味で、できないという意味ではありません。

関東の人形供養(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城)

寺社(所在地) 受付・行事の日/郵送 料金(公式の目安) 受け付けないもの・部品の扱い
寒川神社
(神奈川県寒川町)
通年。人形奉斎殿で9時〜16時(正月は別に案内)。人形感謝祭は毎年10月15日
郵送:記載なし
1,000円以上(1件1,000円よりお気持ち) ガラスのケース。焼却できる物に限る
富岡八幡宮
(東京都江東区)
9時〜15時30分。1月1日〜7日は休止
郵送:記載なし
30cm以下は1体2,000円より、31〜100cmは1体3,000円より(まとめると割安になる区分あり) 100cmを超えるもの。ガラスケース等は自宅で処分
亀有香取神社
(東京都葛飾区)
記載なし
郵送:記載なし
人形本体のみ1体2,000円、大きいもの5,000円 ぬいぐるみ・ガラス製品・おもちゃなど。お焚き上げ神事は取り止めている
寛永寺 清水観音堂
(東京都台東区)
人形・ぬいぐるみ等の供養を受け付け。人形供養大祭は9月25日14時
郵送:記載なし
記載なし(清水観音堂に電話で問い合わせ) 記載なし
星川杉山神社
(横浜市保土ケ谷区)
受付で預かる。お正月期間は不可
郵送:記載なし
45Lのポリ袋1袋3,000円が目安 記載なし
所澤神明社
(埼玉県所沢市)
社務所で9時〜15時(祭礼日・11月の土日祝・12月22日〜2月4日などを除く)。人形供養祭は6月第一日曜日
郵送:事前に電話かフォームで連絡すれば可(受付ページは「所沢市外の方のみ」、よくある質問は「遠方の方や事情があって来られない方」。連絡なしは受け取りを断る場合あり。12月22日〜2月4日は送らない)
1件(数や大きさに関わらず)平均5,000円が目安 ガラスケース・飾り棚・人形のお道具・ぼんぼり・屏風・仏像・お面など
岩槻人形供養祭
(さいたま市岩槻区)
岩槻人形協同組合の主催。毎年11月3日10時〜14時(岩槻城址公園の人形塚前)
郵送:通年で宅配の事前受付。1箱4,000円より(3辺合計160cm以内)、送料は自分で負担。受け入れは平日10時〜17時(土日祝・GW・お盆・年末年始を除く)。10月31日到着分までがその年の供養
1軒4,000円より(大きさ・量に関係なく) ガラスケース・お道具類(スチール段・台・屏風・雪洞など)・陶器製の人形・土人形・だるま
勝願寺 お十夜・人形供養祭
(埼玉県鴻巣市)
毎年11月14日。2026年の受付は11月13日9時〜16時と14日9時〜12時(鴻巣市観光協会の案内)
郵送:記載なし(「全国から送られる人形」とあるが手順は書かれていない)
記載なし(鴻巣ひな人形協会に問い合わせ) 記載なし
千葉厄除け不動尊
(千葉県東金市)
毎日10時〜16時(金曜は休み)。予約不要
郵送:可(送る前に電話)。160サイズを超える箱は持ち込みのみ
箱の3辺合計で3,000円(60cmまで)〜10,000円(160cmまで) ガラスケースはできるだけ控えるよう案内(外せないときは別に2,000円・140サイズまで)
長福寿寺
(千葉県長南町)
持ち込みは9時〜16時(読経の立ち会いは予約)。宅配でも受け付け
郵送:可(用紙に記入・入金のうえ宅配便で)
ひな人形・五月人形は一式1万円、七段飾りは2万円。ガラスケース入りは別に3,000円 ガラスケースはできるかぎり遠慮するよう案内
大宝八幡宮
(茨城県下妻市)
通年で古札納所に預かる。人形供養祭は3月と9月の最終日曜日13時
郵送:可(手順は記載なし。電話で確かめる)
お気持ち。1体500円、または袋や段ボールにまとめて1,000円〜3,000円 ガラスケースや付属品、特に金属部品(取り除くのが難しいときは相談)

東京の明治神宮では、本殿で人形感謝祭が開かれています(2026年は日本人形協会の案内で10月4日に開催・終了。初穂料はひとかかえ3,000円)。ただし、明治神宮の初詣特集の案内では、古神符納所に人形は納められないとしています。

東海・甲信越・北陸の人形供養(愛知・静岡・岐阜・長野・富山・新潟)

寺社(所在地) 受付・行事の日/郵送 料金(公式の目安) 受け付けないもの・部品の扱い
大須観音
(名古屋市中区)
毎年10月第1木曜日の午前。当日9時〜12時に境内の特設受付へ持ち込む。問い合わせは中部人形節句品工業協同組合
郵送:記載なし(当日行けない方は組合員の人形店で事前受付)
お志。目安は家の人形を一括して1回3,000円程度(組合の2026年の案内) ガラスケース・金属製の雛段など燃えないもの
上野天満宮
(名古屋市千種区)
毎日9時〜17時、予約不要(12月25日〜1月25日を除く)。翌朝に神職だけで供養
郵送:不可
5キロまで3,000円、以降1キロごとに200円 ガラスケース・ダンボール(家で外して袋にまとめる)・ガラス板・位牌など。お道具・段飾りなどの付属品は受ける
善光寺東海別院
(愛知県稲沢市)
9時〜15時30分に随時
郵送:記載なし
供養料10,000円(焚き上げ費用を含む)。3辺合計120cmまでの箱1箱分まで(それ以上は相談) ガラスケース・ひな壇(自宅で処理)。「目」のある人形だけ受ける
小國神社
(静岡県森町)
毎日9時〜16時。事前予約は受けない
郵送:記載なし
祈祷料は祈願1件5,000円よりおこころざし ガラスケース(外して人形だけに)。ぬいぐるみ・こけしは納められない
遠州信貴山
(静岡県浜松市)
通年9時〜16時・電話予約制(12月29日〜1月5日は控える)。毎月28日にお焚き上げ
郵送:可(事前に連絡)
一例:雛人形七段飾り一式8,000円〜、ぬいぐるみ45L袋3,000円。ケースのままは1体500円加算 段・小物一式・ケースのままでも持ち込める
井伊谷宮
(浜松市浜名区)
9時〜15時45分。透明か半透明の袋に入れて持参
郵送:記載なし
お祓い料は45L袋1袋1,000円 陶器の人形・ガラスケースなど燃えない物(お祓いの後に持ち帰り)
乙津寺
(岐阜市)
寺務所で毎日9時〜12時。4箱以上は予約
郵送:記載なし(案内は持ち込み)
3辺合計100cm以下の箱1箱で、ぬいぐるみ5,000円、雛人形などは6,000円 石。ひな壇・ひな飾り・ガラスケース・金属類は別に費用がかかる場合あり
清昌寺
(岐阜県多治見市)
年1回、毎年4月3日以後の日曜日の15時〜16時だけ
郵送:不可(当日の持参だけ。事前の受付・預かりはしない)
お布施。紙袋1袋1,000〜3,000円ほど、節句飾り一式は3,000円以上〜1万円ほど 金属製・陶製・ガラスなどの不燃物(持ち帰るなら読経供養だけは可)
海禅寺
(長野県上田市)
毎年11月23日。受付は10時から(山門前)
郵送:記載なし
志納。人形1体1,000円が目安 ぬいぐるみ(事情があれば相談)・お道具類。ガラスケースは外す
射水神社
(富山県高岡市)
毎年6月30日の人形感謝清祓式で、天神様・雛人形・五月人形・ぬいぐるみ等を受ける
郵送:記載なし
記載なし 1月の左義長では人形を受けない
新潟縣護國神社
(新潟市中央区)
祈祷の受付は9時〜16時30分(年中無休)。45Lの袋に入るだけを1件とする
郵送:記載なし
記載なし ガラスケース(各自で処分)

近畿の人形供養(京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・滋賀)

寺社(所在地) 受付・行事の日/郵送 料金(公式の目安) 受け付けないもの・部品の扱い
宝鏡寺・人形の寺
(京都市上京区)
持ち込みは10時〜15時(年末年始を除く)。人形供養祭は10月14日(受付10時〜10時30分)
郵送:可。1箱5,000円(約30×40×30cmかゆうパックの大サイズ)を1週間以内に現金書留で
3,000円〜(45Lの袋にまとめると5,000円前後)。ひとがたによる供養だけなら3,000円 ガラスケースや箱から出して人形だけを納める。雛人形・五月人形の台・お飾り・お道具類は受けない(ぬいぐるみは受ける)
粟嶋堂 宗徳寺
(京都市下京区)
毎日9時〜17時、予約不要
郵送:可(フォームで申し込み、現金書留か郵便振込)
一体3,000円。箱は3辺合計100cm以内3,000円〜200cm以内6,000円 ガラスケース・台座・装飾品(各家庭で外して処分)
住吉大社
(大阪市住吉区)
毎日9時〜15時50分、予約は受けない。神前で祈祷して納め、後日お焚き上げ
郵送:記載なし
神棚・人形納めの祈祷料10,000円 ぬいぐるみ。大きなものは納められない場合あり
四天王寺
(大阪市天王寺区)
六時礼讃堂で受け付け(事前に電話)
郵送:記載なし
5,000円〜(数や大きさで変わる) 雛人形の段や道具、石・陶器の人形
服部天神宮
(大阪府豊中市)
年中無休、9時〜17時
郵送:可(フォームで申し込み)
段ボールの3辺合計で3,000円(100cm未満)〜20,000円(200cm以上)(2023年3月の案内) ガラスケースなどの割れ物
門戸厄神 東光寺
(兵庫県西宮市)
3月1日〜11月18日の9時〜16時、11月19日は午前のみ(よくある質問のページは10時〜16時)。11月20日〜2月末は受け付けない。11月19日に総合人形供養法要
郵送:不可
30cmまで1体1,000円〜(重さで変わる) 雛人形・五月人形の土台・お飾り、飾り棚・ケース・屏風
舞子六神社
(神戸市垂水区)
授与所で9時〜16時
郵送:可(供養料は箱の中へ)
3辺合計約90cmまでの箱で5,000円より(150cmで10,000円の例) ガラスケース(外して各自で処分)
松尾寺
(奈良県大和郡山市)
年中無休、9時〜16時、予約不要
郵送:可(元払い。現金書留かクレジット)
一箱(宅配160サイズ以内)・一袋(70L以内)につき3,000円からの御寄進 ガラスケース(ガラスを外せばケースは可)・陶器や金属の人形。ぼんぼり・飾り・兜・弓・刀は受ける
正暦寺
(奈良市)
年中。持ち込みは電話予約で9時〜15時。人形供養法要は毎年3月9日
郵送:可(発送後5日以内に郵便振込)
1口(150cm以内の箱1箱か70L以内の袋1袋)10,000円、2口目から1口ごとに5,000円 ガラスケースは外しておく(11月3日〜12月6日の秋季特別公開中は、すぐに供養できない場合あり)
淡嶋神社
(和歌山市加太)
9時〜16時。仏滅の日・12月20日〜1月3日・2月20日〜3月3日は受け付けない。雛流しは3月3日正午から
郵送:不可
供養料(志)と焼却委託料(金額の記載なし) ガラスケース・箱・道具・付属品(人形のみ)
大徳寺
(滋賀県東近江市)
いつでも受け付け(不在のこともあるので事前に連絡)。その場では供養せず、月1〜2回の法要日にまとめて供養。総供養は毎年11月(2026年は11月14日13時)
郵送:可(宅配便)
志納。一袋か一箱につき3,000円程度 ガラスケースや屏風も一緒に供養する

淡嶋神社の受付の案内は、和歌山市加太観光協会のサイトにある神社のページ(ページに更新日の表示はなく、2020年頃から更新されていないとみられます)によるものです。持ち込む前に社務所(073-459-0043)で確かめてください。

北海道・東北・中国・四国・九州の人形供養

寺社(所在地) 受付・行事の日/郵送 料金(公式の目安) 受け付けないもの・部品の扱い
西野神社
(札幌市西区)
人形供養祭は毎年3月3日過ぎの最初の日曜日11時。2月15日から事前に預かるほか、5〜7月と10〜11月は随時(2026年は10月1日〜11月30日の9時〜16時30分)
郵送:可(供養料は同封か現金書留)
45Lの袋に入るくらいで3,000円、2袋目から2,000円が目安 ガラスケース(外す)。ぬいぐるみの一部は市に処理を依頼
旭川神社
(北海道旭川市)
受付は2月24日〜3月2日だけ(期間外は受け付けない)。3月3日10時に斎行
郵送:不可
3,000円以上、お志 ガラスケース・屏風・ぼんぼりなど(各自でごみに)
釧路厳島神社
(北海道釧路市)
持ち込みは2月4日〜3月2日。人形供養祭は3月3日
郵送:記載なし
持ち込む量で変わる(金額の記載なし) ケース・道具・台座
石行寺
(山形市)
予約制(申し込みから7日目以降の日程)
郵送:記載なし
お布施で定価なし。法要とお焚き上げで2万円前後が多いとの案内 焼けない素材は心抜き作法の後に持ち帰り
由加神社本宮
(岡山県倉敷市)
随時受付(表参道入口の太助茶屋でも9時〜16時に受付。太助茶屋は水曜・木曜定休)。12月25日〜2月12日は受付なし。毎月24日に供養(1月を除く)
郵送:記載なし
数量に関係なく一律5,000円 記載なし(預けた人形は返却しない)
不洗観音寺
(岡山県倉敷市)
毎日13時〜16時(持参のみ)
郵送:記載なし
45Lの袋1袋2,000円 ガラス・アクリルケース、よろい・かぶと、ひな壇と道具類、鋳物や鉄の人形(陶器の人形・博多人形は受ける)
本覚寺
(広島市中区)
完全予約制
郵送:記載なし
お布施は任意 スチール棚・ガラスケース
大山神社
(広島県尾道市因島)
持ち込みは9時〜16時。供養祭は3月3日に近い土曜か日曜
郵送:記載なし
預かりはみかん箱1つ3,000円〜、祈祷は6,000円〜 ケース・金属類などの不燃物・ひな壇飾り
正法寺
(広島県福山市鞆町)
毎年3月3日10時から。受付は2月1日〜当日(持参・宅配とも先に電話)
郵送:可(まず電話)
記載なし ガラス・アクリルケース
防府天満宮
(山口県防府市)
受付は2月11日〜28日。3月1日に人形感謝祭
郵送:不可
1箱5,000円、壇飾り・ガラスケース入りは10,000円にお気持ち 記載なし
田村神社
(香川県高松市)
祭典日は12月23日(当日9時〜12時はお志)。ほかの日は事前受付
郵送:記載なし
事前受付は8,000円 ぬいぐるみ・ガラスケース・鎧兜・人形の付属品・不燃物
石手寺
(愛媛県松山市)
随時、予約制
郵送:記載なし
一体3,000円〜 記載なし
鳥飼八幡宮
(福岡市中央区)
社頭は予約不要、9時〜17時
郵送:可(現金書留か振込)
社頭は45Lの袋1つで5,000円(1.5袋8,000円・2袋10,000円)。郵送は箱の3辺合計で5,000円〜10,000円 ケース・飾り物・台・写真など
粟嶋神社
(熊本県宇土市)
事前に電話(平日10時〜18時)してから持参。神事の後に完了報告書を郵送
郵送:可(送る前に電話)
初穂料6,000円から 仏具・仏壇。ガラスケースはガラスを外す

表のうち、郵送・宅配を受けると書いている寺社は17か所です。岩槻人形供養祭(1箱4,000円より)・宝鏡寺(1箱5,000円)・粟嶋堂・松尾寺(一箱3,000円から)・正暦寺・服部天神宮・舞子六神社・大徳寺・西野神社・鳥飼八幡宮・粟嶋神社・千葉厄除け不動尊・長福寿寺・大宝八幡宮・遠州信貴山・正法寺・所澤神明社(条件つき)です。このうち所澤神明社・千葉厄除け不動尊・遠州信貴山・粟嶋堂・服部天神宮・正法寺・粟嶋神社は、送る前に電話やフォームでの連絡が要ります。

2026年秋〜冬に間に合う人形供養と、2027年の主な行事日

行事の日に合わせて持ち込む寺社の、次の日程です。2027年の日付は、公式の決め方(「毎年◯月◯日」「第◯日曜日」や年中行事の日付)から計算したもので、清昌寺のほかは2026年10月18日時点で未発表です。2026年の日付も、年の記載がない案内は、掲載中の日付を当てはめたものです。

行事(寺社) 日の決め方(公式) 次の日程
西野神社 秋の預かり 5〜7月・10〜11月 2026年10月1日〜11月30日の9時〜16時30分(このときは参列できない)
岩槻人形供養祭 毎年11月3日 2026年11月3日(火・祝)10時〜14時(第62回)。2027年は11月3日(水・祝)
勝願寺 お十夜・
人形供養祭(鴻巣市)
毎年11月14日 2026年11月14日(土)。受付は13日9時〜16時、14日9時〜12時
大徳寺(東近江市)総供養 毎年11月 2026年11月14日(土)13時
門戸厄神 総合人形供養法要 11月19日 2026年11月19日(木)。受付は19日の午前まで(18日までは9時〜16時)、20日から2月末は受け付けない
海禅寺 人形供養会 毎年11月23日 2026年11月23日(月・祝)。2027年は11月23日(火・祝)
田村神社 人形供養祭典 12月23日 2026年12月23日(水)
防府天満宮 人形感謝祭 3月1日(受付2月11日〜28日) 例年どおりなら2027年3月1日(月)
旭川神社・
釧路厳島神社・正法寺
3月3日 2027年3月3日(水)。持ち込みは旭川神社が2月24日〜3月2日、釧路厳島神社が2月4日〜3月2日、正法寺は2月1日〜当日。淡嶋神社の雛流しも毎年3月3日(人形の受付は2月20日〜3月3日は休み)
西野神社 人形供養祭 3月3日過ぎの最初の日曜日11時 2027年3月7日(日)。2月15日から事前に預かる
正暦寺 人形供養法要 毎年3月9日 2027年3月9日(火)
大宝八幡宮 人形供養祭 3月と9月の最終日曜日13時 2027年3月28日(日)・9月26日(日)
清昌寺 人形供養 4月3日以後の日曜日 2027年4月4日(日)の予定(公式に掲載)
所澤神明社 人形供養祭 6月第一日曜日 2027年6月6日(日)
射水神社 人形感謝清祓式 毎年6月30日 2027年6月30日(水)
寛永寺 清水観音堂
人形供養大祭
9月25日14時 例年どおりなら2027年9月25日(土)
大須観音 人形供養 10月第1木曜日 2027年10月7日(木)
宝鏡寺 人形供養祭 10月14日 例年どおりなら2027年10月14日(木)
寒川神社 人形感謝祭 人形の日である10月15日 2027年10月15日(金)
日本人形協会(東京大神宮) 毎年10月頃 日付は公式に記載なし(2024年は10月22日)。9月末までの振込分がその年の供養で、2026年10月〜2027年9月末の振込は2027年10月頃の供養

行事の日のほかに、ふだんから受け付けている寺社(上野天満宮・松尾寺・粟嶋堂・宝鏡寺など)もあります。

▲ 目次に戻る

人形を受け付けない神社もある|持って行く前に確かめること

大きな神社やお寺でも、人形を受け付けないところは少なくありません。公式に「受け付けない」「行っていない」と書いている寺社の例です。

寺社(所在地) 公式の案内
明治神宮
(東京都渋谷区)
古神符納所に納められるのはおふだ・お守り・守護矢・鏑矢・絵馬だけで、人形・神棚・熊手・正月飾り等は納められない(初詣特集。本殿の人形感謝祭は別)
神田明神
(東京都千代田区)
人形や達磨は受けていない
日枝神社
(東京都千代田区)
お焚き上げできるのは古いお札・お守りに限る
根津神社
(東京都文京区)
お寺の御札やお守り、お正月飾りや人形は預からない
鹿島神宮
(茨城県鹿嶋市)
人形・ぬいぐるみは預からない。人形供養の類は行っていない
少林山達磨寺
(群馬県高崎市)
人形の供養は行っていない
喜多院
(埼玉県川越市)
人形供養は行っていない
法多山
(静岡県袋井市)
納められるのはお札・お守だけ。人形・だるまは買った店に相談を
城南宮
(京都市伏見区)
人形・ぬいぐるみの供養・お焚き上げは受け付けない
石切劔箭神社
(大阪府東大阪市)
人形供養は行っていない
湊川神社
(神戸市中央区)
人形・写真・財布など神社が授与したものと関係ないものは納められない
椿大神社
(三重県鈴鹿市)
人形供養は行っていない
太宰府天満宮
(福岡県太宰府市)
人形供養は行っていない。古札納所では人形・ぬいぐるみを受けない
北海道神宮
(札幌市中央区)
お焚き上げに人形類は納められない
福島稲荷神社
(福島市)
人形・せともの・金物・お寺のものは納められない

今回調べたどんど焼き・左義長の主催者では、人形は受け付けないと案内しているところがほとんどでした。北海道神宮(お焚き上げ)・北海道神社庁・大崎八幡宮の松焚祭(仙台市)・白山比咩神社(石川県)・富山県神社庁の左義長・湊川神社のとんど焼き・横浜市金沢区の海の公園のどんど焼きなどが、人形を不可としています。一方で、函館の乃木神社はどんど焼きで人形を受けるには事前の予約が必要とし、射水神社や栗山天満宮(北海道)は人形を別の祭事で受けるなど、扱いは主催者ごとです。どんど焼きに持って行けるものは「どんど焼きはいつ?」でまとめています。

ガラスケース・台座の扱いは寺社で分かれる

部品の扱いは寺社ごとに正反対のこともあります。持って行く前に、公式の案内で確かめてください。

扱い 寺社の例(公式・主催者の案内)
ケースや箱から
外して持って行く
寒川神社・宝鏡寺・粟嶋堂・淡嶋神社・門戸厄神・所澤神明社・岩槻人形供養祭・小國神社・海禅寺・舞子六神社・西野神社・旭川神社・正暦寺・不洗観音寺(陶器の人形は受ける)・上野天満宮(ガラスケース・ダンボールは外す。お道具・段飾り・台座は箱から出せば受ける)。日本人形協会の代行も同じ
ガラスを外せば
ケースは可
松尾寺・粟嶋神社
ケースや付属品も受ける
(別料金を含む)
遠州信貴山(ケースのままは1体500円加算)・大徳寺(東近江市・ケースや屏風も一緒に)・乙津寺(別に費用がかかる場合あり)。千葉厄除け不動尊(外せないときだけ別に2,000円・140サイズまで)と長福寿寺(別に3,000円)は、ケースはできるだけ外すよう案内
ガラスケース・
燃えないものは不可
服部天神宮(ガラスケースなどの割れ物)・井伊谷宮・清昌寺・大須観音(中部人形節句品工業協同組合)

日本人形協会のよくある質問によると、ガラスケースから人形を取り出せないときは、代行では受け付けていません。別料金でケースごと受ける寺社に相談するか、自治体の分別に従って出すことになります。ケースごと宅配便で送る場合も、ヤマト運輸は外装がガラス製の雛人形を、個人で梱包したものは預からないとしています(専門業者の梱包なら、荷姿を確かめて預かる場合がある)。これはヤマト運輸のよくある質問の案内です。送る前に、寺社と運送会社の両方に確かめてください。

供養だけしてもらい、人形は持ち帰る方法もある

人形を預けずに、お祓いや読経だけを受ける方法を案内している寺社もあります。燃やせない素材の人形や、ごみとして出す前に区切りをつけたいときの選択肢です。

  • 上野天満宮(名古屋市):人形清め祓い。お祓いの後に持ち帰る方向けで、初穂料5,000円・完全予約制
  • 勝尾寺(大阪府箕面市):一座供養は5,000円。本堂で供養した後、人形は持ち帰り(寺は引き取らない)
  • 宝鏡寺(京都市):ひとがたによる供養だけの依頼も3,000円で受ける
  • 小國神社(静岡県):納められないぬいぐるみなどは、清め祓いの後に持ち帰り、市町村の分別で出すよう案内
  • 清昌寺(岐阜県)・井伊谷宮(浜松市)・石行寺(山形市):燃えない人形は、読経やお祓い・心抜きの後に持ち帰り

供養料の封筒の書き方(表書き)と、出かける前の確認

神社の場合、神社本庁は表書きに「初穂料」のほか「御神前」「御供」「玉串料」「御榊料」のどれを使っても構わないとしています。宮城県神社庁は、ふつうの祈祷では紅白の水引の封筒に「玉串料」か「初穂料」と書くと案内しています。お寺の人形供養の表書きを示した公式は今回見つからなかったので、お寺では受付で確かめると安心です。

出かける前・送る前には、次の点を確かめてください。

  • 受付の日と時間(行事の日だけ・年末年始やひな祭り前は休み、などのところがある)
  • 予約や事前の連絡が要るか(所澤神明社・千葉厄除け不動尊・遠州信貴山・正暦寺などは郵送や持ち込みの前に連絡が必要)
  • 受け付けないもの(ケース・台座・ぬいぐるみ・陶器など)
  • 料金の数え方(体数・袋・箱・重さ)と、払い方(郵送なら現金書留・振込など)
  • 預けた人形は返却されない(上野天満宮・由加神社本宮・門戸厄神などが明記)

人形と一緒にお守りやお札も返したいときや、郵送に添える手紙・現金書留の出し方は「お守り返納を郵送する手紙の例文」でまとめています。

▲ 目次に戻る

日本人形協会の人形感謝(供養)代行|郵送の手順と料金

近くに人形供養を受ける寺社がないときに使いやすいのが、一般社団法人日本人形協会の「人形感謝(供養)代行サービス」です。日本人形協会と日本郵便が提携した事業で、ゆうパックで送った人形を、毎年10月頃に東京大神宮で行われる人形感謝(供養)祭で供養します。

手順 すること 公式の注意
①申し込む 電話(0120-25-5942・10時〜17時、土日祝を除く)かWebの申込フォームで申し込む 一年中申し込める。事務局への直接の持ち込みは受け付けない
②キットが届く 「お人形差出キット」(ひとがた札・ゆうパックの送付伝票・代金振替票など)が普通郵便で届く 注文から通常1週間ほど。土日祝・年末年始・夏季休暇は対応できない
③箱に詰める 人形を段ボール・紙箱・紙袋・布袋に入れる。ひとがた札に人形の種類と住所・名前を書き、キットの封筒に入れて箱の内側に貼る 箱は自分で用意。木箱・プラスチックケース・ガラスケースは不可。縦+横+高さ170cm以内・30kg以内なら体数の制限なし
④送る キットの伝票を箱に貼り、ゆうパックの集荷を頼むか郵便局から出す(送料は自分で負担) 伝票には有効期限がある。ゆうパック以外の宅配も、その会社の伝票なら使える
⑤代金を払う 発送後1週間以内に、代金振替票で郵便局から払う(一箱5,000円、追加1箱ごとに2,000円) 支払いは郵便局だけ。「払込金受領証」は保管する
⑥供養・お知らせ 10月頃の東京大神宮人形感謝(供養)祭で供養され、10月下旬頃に郵便はがきで知らせが届く 9月末日までの振込分がその年の供養。祭ではお焚き上げをせず、人形は分別して焼却処分

送った後のキャンセルや人形の返却はできません。1〜2体だけでも1箱5,000円です。2箱以上になるときは、申し込みのときに通信欄へ必要な伝票の枚数(「伝票○枚」)を書くよう、申込フォームとよくある質問の両方に案内があります。ただし、よくある質問には「伝票は1枚だけ同封・追加の箱は自分で伝票を用意して同じ送り先へ」という説明もあるので、伝票が足りないときは事務局に確かめてください。よくある質問によると、代行サービスで送る以外の引き取りや、寄付先の紹介はしていません。

送れるものと送れないものは次のとおりです。

区分 公式の案内
送れるもの 顔がついているものは基本的に受け付け。節句人形(ひな人形・五月人形・鎧兜・鯉のぼり・羽子板・破魔弓)、名前旗などののぼり旗、市松人形・こけしなど、木彫り・陶器の人形、フランス人形・ドール・ぬいぐるみ
送れないもの 人形以外のもの、付属するガラスケース・収納箱・飾り台・台座・屏風・道具類、マネキン、仏像(置物風のものは人形として扱える場合あり)、写真、刀・矢羽、170cm・30kgを超える箱

屏風や刀など人形以外のものについて、協会は「各市町村の分別の指示に従ってください」と案内しています。ゆうパックの運賃は日本郵便の運賃表で確かめられます。

▲ 目次に戻る

ガラスケース・台座・屏風の出し方|自治体のごみの分別

人形以外の部品や、人形そのものをごみとして出すときは、住んでいる自治体の分別に従います。主要都市の分別辞典などに載っている区分の例です。

自治体 人形・ぬいぐるみ 人形ケース(ガラス) ひな段・屏風 粗大ごみになる大きさ
東京都中央区 紙・木・プラ製は燃やすごみ、金属・陶器製は燃やさないごみ。ぬいぐるみは燃やすごみ 燃やさないごみ(人形入りでも可) 雛壇は粗大400円、屏風は「ついたて」で粗大200円 一辺30cm超(人形・ケースは200円)
東京都新宿区 粗大ごみの手数料は人形(五月人形・ひな人形等)・ぬいぐるみとも400円 粗大は400円(人形入り可) 雛壇・ついたて(屏風等)とも400円 ―
東京都練馬区 プラ製の人形はプラスチック、ガラス製は不燃ごみ。ぬいぐるみは可燃ごみ ガラス製は不燃ごみ ― 30cm角を超えるもの
横浜市 人形・ひなかざり・ぬいぐるみは燃やすごみ(ガラス・陶器製は燃えないごみ、金属製は小さな金属類) 燃えないごみ 雛壇・屏風は粗大ごみ(50cm未満は別の区分) 金属製は30cm以上、それ以外は50cm以上
川崎市 人形(ぬいぐるみを含む)は普通ごみ 普通ごみ(プラ製はプラスチック資源)。ガラスは厚紙に包み「ガラスキケン」と表示 ― 最長辺50cm以上(50cm以上180cm未満は600円)
さいたま市 ひな人形・小道具・ぬいぐるみはもえるごみ(陶器製の人形はもえないごみ) もえないごみ ひな段・五月人形の段は粗大ごみ(90cm未満はもえないごみ) 最大の辺90cm以上
千葉市 ひな人形・小道具・ぬいぐるみは可燃ごみ できるだけ分解し、ガラスは紙で包んで「危険」と書き不燃ごみ。枠は素材で分ける ひな段・五月人形の段は粗大(5段・15kg未満390円、7段・25kg未満780円) ―
名古屋市 木・布製は可燃ごみ、プラ製はプラスチック資源、陶器・ガラス製は不燃ごみ 不燃ごみ(丈夫な紙に包み「キケン」と表示) ひな人形セットは粗大ごみ(事前申込制) 45Lの指定袋に入らないもの
大阪市 人形・ぬいぐるみは30cm以内なら普通ごみ 30cm以内は普通ごみ。ガラスは厚紙に包み「キケン」と表示 ― 30cm超(粗大ごみ全体で1点200円〜1,000円の4区分。人形の額は申し込み時に確認)
札幌市 ひな人形は燃やせるごみ(有料) ガラスは燃やせないごみ(厚紙などで包み「キケン」と表示) ひな人形セット(ひな段を含む)は大型ごみ 指定ごみ袋に入らないもの
仙台市 ぬいぐるみは家庭ごみ 家庭ごみ(厚手の紙で包み「危険」と表示) ― おおむね30cm超(3辺合計1.5m未満400円、1.5m以上800円)
広島市 プラ製はその他プラ、木・紙製は可燃ごみ、その他は不燃ごみ。ぬいぐるみはその他プラ(電子機器入りは不燃ごみ)で、30cm以上は切って小さく 30cm以上のガラスは大型ごみ ― 30cm以上

京都市・神戸市・福岡市の分別の一覧には「人形」の品目がありません。ぬいぐるみは、京都市は大型ごみの品目の例に挙げ(ボロ類・400円)、神戸市は指定袋に入れば燃えるごみ、福岡市は燃えるごみとしています。

電気で点くぼんぼりは、調べた自治体の分別辞典に品目がありませんでした。近い品目の電気スタンドは、さいたま市が小型家電等、仙台市が粗大ごみ(400円・おおむね30cm以下は家庭ごみ)と扱いが分かれます。住んでいる自治体の案内で確かめてください。

雛人形をごみに出すときの手順

  1. 人形と、ケース・台座・屏風・道具・ぼんぼりを分ける
  2. 部品を素材ごとに分ける(木・布・紙、プラスチック、金属、ガラス)
  3. ガラスは厚紙や新聞紙で包み、「キケン」「危険」「割れ物」などと書く(表示の言葉は自治体の案内どおりに)
  4. 大きさを測り、粗大ごみの基準を超えるものは申し込む
  5. 気になる方は、出す前に清める(北海道神宮は御塩、城南宮は清めの御砂の例を案内)

静岡市の分別辞典には、人形について「供養する場合は、お寺や神社に相談するか供養祭等を利用する」と添えられています。ごみに出すか供養するかは、どちらを選んでも構いません。

▲ 目次に戻る

雛人形の寄付先は?自治体のひな祭り・施設への寄付と費用

まだ飾れる雛人形は、ひな祭りの行事などに寄贈する方法もあります。ただし、今回公式で確かめられたひな祭りの寄贈先(勝浦市・鴻巣市)は、どちらも有料で、募集の期間も短いものでした。防府天満宮は、納められた人形を神社が里親に譲る例です。

受け入れ先 条件(公式) 受付の状況
かつうらビッグひな祭り
(千葉県勝浦市)
保管整理料は1セット20,000円(おまかせ展示)か30,000円(特別展示)で、払うのは申し込み時の1回だけ。宅配便か持ち込み。小道具・付属品(屏風・ぼんぼり・台座・段など)も一緒に受け、人形や道具が欠けていても可。ガラスケース入り(外せば可)、五月人形・市松人形など雛人形以外は不可。飾れなくなった人形は実行委員会がお焚き上げで供養 2027年開催分は2026年7月1日(特別展示)・8月3日(おまかせ展示)から募集し、どちらも上限に達して終了(2026年8月18日更新)。次の募集の予定は公式に記載なし
鴻巣びっくりひな祭り
(埼玉県鴻巣市)
参加協賛金5,000円(供養料を含む・2026年分)。自己搬入か郵送(送料は自己負担)。ひな壇・お道具・花・雪洞・ガラスケース・藤娘・フランス人形・五月人形などは不可。役目を終えた後は供養する 受付は毎年1月だけ。2026年分は1月8日〜10日の予定が、9日10時に予定件数に達して締め切り
防府天満宮
(山口県防府市)
人形感謝祭(3月1日)に納める人形を2月11日〜28日に受け付け(1箱5,000円から)、お祓いした人形やぬいぐるみを3月1日〜5日に、大切にしたい方へ里親として譲っている 郵送での受付はしない

児童養護施設などの児童福祉施設への寄付は、まず施設に相談が必要です。埼玉県は児童福祉施設への寄付について「個人の思い出品(雛人形等)は施設が受け取れない可能性もあります」とし、施設に直接相談するよう案内しています。横浜市は送る前に電話などで知らせるよう、大阪府は特定の施設に寄附したいときは施設へ直接連絡するよう案内しています。

家族に譲ることについて、日本人形協会は「お母さんのひな人形を子供に譲ってもいいの?」という問いに、雛人形はその子の成長と幸福を祈るものなので「基本的には一人一人の人形と考えられます」と答えています。次女・三女にもできればそれぞれ用意し、無理なときはその子の記念になる人形を一緒に飾るとよい、という考え方です。

▲ 目次に戻る

五月人形・ぬいぐるみの処分は?供養できる寺社とごみの出し方

日本人形協会の代行は、顔がついているものを基本に、五月人形・鎧兜・鯉のぼり・羽子板・破魔弓などの節句人形や、こけし・ぬいぐるみも受け付けます。寺社では、ぬいぐるみや鎧兜の扱いが分かれます。

種類 受ける(公式の例) 受けない(公式の例)
五月人形・鎧兜 日本人形協会・所澤神明社(武者飾)・岩槻人形供養祭(鎧・兜を含む)・大須観音・松尾寺(兜・弓・刀も)・小國神社 不洗観音寺(よろい・かぶと)・田村神社(鎧兜)。清昌寺は持ち帰るなら読経供養だけ可
ぬいぐるみ 日本人形協会・寒川神社・寛永寺 清水観音堂・宝鏡寺・上野天満宮・所澤神明社・岩槻人形供養祭・大須観音・射水神社・西野神社(一部は市に処理を依頼) 住吉大社・小國神社・亀有香取神社・田村神社・海禅寺(原則)・鹿島神宮・太宰府天満宮
羽子板・破魔弓・
こけし・市松人形
日本人形協会・所澤神明社(羽子板・弓破魔)・岩槻人形供養祭(羽子板・破魔弓・こけし)・大須観音(木彫りのこけし) 小國神社(こけし・ぬいぐるみは清め祓いの後に持ち帰り)。陶器製の人形・土人形は岩槻人形供養祭で不可

ごみに出す場合、ぬいぐるみは調べた自治体の多くで燃やすごみ(可燃ごみ・普通ごみ)で、大きいものは粗大ごみです。五月人形の段は、さいたま市・千葉市では粗大ごみ(さいたま市は90cm未満ならもえないごみ)で、新宿区の粗大ごみの手数料は人形(五月人形・ひな人形等)が400円です。金属の兜や鎧は、素材ごとの区分を自治体の分別辞典で確かめてください。五月人形をしまう時期は、日本人形協会が5月5日以降の天気の良い日を勧めています。

神社関連の記事はこちらから







▲ 目次に戻る

雛人形の処分についてよくある質問

Q. 雛人形の処分は、みんなどうしていますか?

寺社・自治体・日本人形協会などが公表した、どの方法を選ぶ人が多いかの調査は、今回調べた範囲では見つかりませんでした(供養や回収の業者によるアンケートはありますが、この記事では扱っていません)。選べる方法は、寺社の人形供養・日本人形協会の郵送の代行・自治体のごみ・譲る/寄付の4つです。近くに受け付ける寺社があれば持ち込み、なければ協会の代行、費用を抑えたいなら自治体のごみ、と分けて考えると選びやすくなります。

Q. 雛人形の処分は無料でできますか?無料の人形供養はありますか?

自治体のごみとして出すなら、燃やすごみなどの区分に出せる大きさであれば粗大ごみの手数料はかかりません(指定袋が有料の自治体はあります)。寺社の公式で人形供養を「無料」と書いたところは、今回調べた範囲では見つかりませんでした。「お気持ち」「お志」とする寺社でも、大宝八幡宮は1体500円、海禅寺は人形1体1,000円、旭川神社は3,000円以上のように目安が示されています。寄付も、勝浦市・鴻巣市のように費用がかかる例があります。

Q. 雛人形は何歳まで飾り、何歳で処分するものですか?

決まった年齢は、日本人形協会・寺社の公式には書かれていません。日本人形協会は手放すときの例として、子どもが成人・独立して不用になったときや、壊れたときを挙げていて、大人の女性が重陽の節句に「後の雛」を飾ることも紹介しています(上の「雛人形は何歳まで飾る?」を参照)。

Q. 雛人形を処分しないとどうなりますか?

処分しないことで何かが起きる、という公式の記述は今回調べた範囲では見当たりません。淡嶋神社のQ&A(加太観光協会のサイト内)では、雛人形を飾り続けると嫁入りが遅れるかという問いに、関係ないと思われると答えています。日本人形協会も、ひな祭りの後に急いでしまう風潮は「だらしないとお嫁に行きづらいという躾が元」だとして、慌ててしまう必要はないとしています。

Q. 塩で清めてからごみに出してもいいですか?

寺社によっては、そうした方法を案内しています。北海道神宮は、処理に迷う物は御塩をかけて清めてから処理するよう、御建神社(広島県東広島市)は新聞紙にのせて塩を三度振ってから自治体のルールで処分するよう案内しています。一方、粟嶋堂(京都市)は、郵送する箱にお清めの塩を入れないよう求めています。白い紙で包むといった決まりを示した寺社・自治体の公式は見当たりませんでした。

Q. 雛人形の一部(道具だけ・人形の一部だけ)を処分してもいいですか?

一部だけ処分してはいけない、という決まりは、今回調べた公式には見当たりません。お道具や台座は、多くの寺社や日本人形協会では受け付けないので、自治体の分別に従って出すことになります。人形の一部だけを供養に出す場合も、受け付ける寺社の数え方(体数・袋・箱)に従います。

Q. 母の雛人形を娘に譲ってもいいですか?

禁止されてはいませんが、日本人形協会は雛人形を「基本的には一人一人の人形」と考えるとしています(上の「雛人形の寄付先は?」の最後の段落を参照)。

Q. 明治神宮で雛人形を処分できますか?

初詣特集の案内では、古神符納所に人形は納められないとしています。明治神宮の本殿では人形感謝祭が開かれていて(第1回は平成元年10月15日で、当時の主催は「人形に感謝する会」)、2026年は日本人形協会の案内で10月4日に、ひとかかえ3,000円の初穂料で受け付けていました。2027年の日程は、発表を確かめてください。

Q. どんど焼きで雛人形を燃やしてもいいですか?

今回調べたどんど焼き・左義長の主催者では、人形を受け付けないところがほとんどでした。辞典(改訂新版 世界大百科事典)には、関東で年の暮れに古雛を辻や祠に納め、小正月の左義長の火で燃やす例が多いという記述がありますが、今の行事とは扱いが違います。人形は、人形供養を受ける寺社や日本人形協会の代行に出すか、自治体の分別に従ってごみとして出す方法があります。

▲ 目次に戻る

まとめ

  • 雛人形の処分方法は、寺社の人形供養・日本人形協会の代行・自治体のごみ・譲る/寄付の4つ。供養をしなければならないという決まりは見当たらず、協会も「納めるのがよいでしょう」という勧め
  • 寺社の人形供養は3,000円〜5,000円前後が多い(1体500円の例から、七段飾り一式などで2万円の例まで)。通年のところと行事の日だけのところがあり、郵送できない寺社もある
  • 日本人形協会の代行は一箱5,000円+ゆうパック料金(追加1箱2,000円)。供養は毎年10月頃で、9月末までの支払い分がその年の供養
  • ガラスケース・台座・屏風・道具は、協会も多くの寺社も受け付けない。外して自治体の分別で出す(別料金で受ける寺社もある)
  • 明治神宮の古神符納所・神田明神・日枝神社・太宰府天満宮などは人形を受け付けない。今回調べたどんど焼きも、ほとんどが人形を不可としている
  • 今回確かめた寄付の受け入れ先(勝浦市・鴻巣市)は、どちらも有料・先着順(勝浦市は保管整理料20,000円から、鴻巣市は2026年分で協賛金5,000円・毎年1月だけ)
  • 何歳で処分するかの決まりは見当たらない。協会は、大人の女性が重陽の節句に「後の雛」を飾ることも紹介している

 

雛人形の処分で迷ったら、まず近くに人形供養を受ける寺社があるかを確かめ、なければ日本人形協会の代行を考えると進めやすくなります。どちらの場合も、ガラスケースや台座は先に外して、自治体の分別を確かめておくと当日あわてずに済みます。

出典:一般社団法人日本人形協会(人形感謝(供養)代行サービス・よくある質問・申込フォーム・上巳の節句・端午の節句・重陽の節句・人形の豆知識Q&A・2024年の感謝祭・明治神宮人形感謝祭2026)・明治神宮(人形感謝祭)・(初詣特集)・日本郵便(ゆうパックの運賃)・ヤマト運輸(よくある質問)/寒川神社・(祭典)・(境内)・富岡八幡宮・亀有香取神社・寛永寺・星川杉山神社・所澤神明社・(人形供養祭)・(よくある質問)・岩槻人形協同組合・(令和8年の告知)・鴻巣市観光協会(お十夜)・千葉厄除け不動尊・長福寿寺・(送り方)・大宝八幡宮/大須観音・中部人形節句品工業協同組合・上野天満宮・善光寺東海別院・小國神社・(ご祈祷)・遠州信貴山・井伊谷宮・乙津寺・清昌寺・海禅寺・射水神社・新潟縣護國神社/宝鏡寺・粟嶋堂 宗徳寺・住吉大社・四天王寺・服部天神宮・勝尾寺・門戸厄神・(よくある質問)・舞子六神社・松尾寺・正暦寺・淡嶋神社(加太観光協会のサイト内)・(行事)・(Q&A)・大徳寺(東近江市)・(行事)/西野神社・(人形供養祭)・旭川神社・釧路厳島神社・石行寺・由加神社本宮・不洗観音寺・本覚寺・大山神社・正法寺・防府天満宮(人形感謝祭・里親)・田村神社・石手寺・鳥飼八幡宮・粟嶋神社/東京都神社庁・神田明神・日枝神社・根津神社・鹿島神宮・少林山達磨寺・喜多院・法多山・城南宮・石切劔箭神社・湊川神社(よくある質問の「その他」)・(1月の祭典)・椿大神社・太宰府天満宮・北海道神宮・福島稲荷神社・御建神社/どんど焼き:北海道神社庁・(道南支部)・大崎八幡宮・白山比咩神社・富山県神社庁・横浜金沢観光協会・栗山天満宮/神社本庁(表書き)・宮城県神社庁/東京都中央区・新宿区・練馬区・横浜市・川崎市・さいたま市・千葉市・名古屋市・大阪市・札幌市・仙台市・広島市・京都市・神戸市・福岡市・静岡市/勝浦市(ひな人形の寄贈)・鴻巣市・鴻巣びっくりひな祭り・埼玉県(児童福祉施設への寄付)・横浜市(児童養護施設への寄附)・大阪府/コトバンク(流し雛)(いずれも2026年10月18日確認)

※人形供養の受付日・料金・受け付けるものは、各寺社が決めていて変わることがあります。料金の多くは公式に年の記載がなく、2026年10月18日時点の掲載です。2027年の日付は、記事中で予定と明記したもの以外は公式の決め方から計算したもので、未発表です。ごみの分別は自治体ごとに違います。供養料の表書きや、塩で清めるなどの作法にも、地域や寺社ごとの違いがあります。最新情報は各寺社・日本人形協会・自治体の公式サイトでご確認ください。